出版社内容情報
「立岩真也」と出会う/出会いなおすための最良の書
障害学/生存学と向き合いつづけ、人びとがともに生きて在ることについて思考しつづけてきた孤高の天才・立岩真也。その最初の著作である『私的所有論』を読み解くことからはじめ、三人の思想家が不世出の社会学者の核心に迫る。
内容説明
障害学/生存学と向き合いつづけ、人びとがともに生きて在ることについて思考しつづけてきた孤高の天才・立岩真也。その最初の著作である『私的所有論』を読み解くことからはじめ、三人の思想家が不世出の社会学者の核心に迫る。「立岩真也」と出会う/出会いなおすための最良の書。二〇二四年二月一八日に開催された追悼イベント、待望の書籍化。
目次
第1部 『私的所有論』から
第2部 『私的所有論』を読み返して
第3部 鼎談 いま立岩真也を読む―稲葉振一郎×小泉義之×岸政彦
著者等紹介
稲葉振一郎[イナバシンイチロウ]
1963年生まれ。明治学院大学社会学部教授。専門は社会倫理学
小泉義之[コイズミヨシユキ]
1954年生まれ。立命館大学院先端総合学術研究科特任教授。専門は哲学、倫理学
岸政彦[キシマサヒコ]
1967年生まれ。京都大学大学院文学研究科教授。専門は沖縄社会研究、生活史、社会調査方法論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mori-ful
1
小泉義之が『私的所有論』は学術版転向文学と評していて唸った。2025/04/18
林克也
0
「岸立岩バー」 実現していたら行ってみたかった。2025/05/24
べ
0
「生産を欲しているのは社会であり、負の生産を欲していないのは社会なのだが、社会とは私達のことだ。つまり、これは私達の問題である。能力主義に加担しているのは、私達(も)ではないか。このようにして問いは私達にかかる。そこで、ある者達は自ら否定の行い、別の原理による行いを実際に行い、そして続ける。[...]労働の場以外の場、その周辺でそこにつながる場、教育、医療、福祉といった場で能力主義の否定は語られ、行われようとする。あるいは、批判が語られた場が労働の場ではなく教育や医療の場だったことによって、その批判の対象2025/05/12
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