出版社内容情報
第2次大戦をほとんど戦い抜いたドイツ戦車指揮官の記録
ティーガー重戦車を装備し第二次大戦で活躍したドイツ第503重戦車大隊に所属していたリヒャルト・フライヘア・フォン・ローゼンは、優れた戦車の指揮官であり、バルバロッサでIII号戦車の砲手を務めて以来実戦をくぐり抜け、クルスク戦ではティーガー戦車の中隊を指揮した。その後、ノルマンディ戦ではケーニヒス・ティーガー重戦車の中隊を指揮、1944年末にはハンガリーでソ連軍と戦い、戦闘団(ケーニヒス・ティーガー12両と対空砲中隊)を中尉、後に上級中尉(最終階級。1944年11月から)として率いた。ハンガリーでの泥沼にはまって動けなくなった戦車を回収するためのあらゆる努力が払われた冒険など、記憶力のよい著者は、細部にまで目が行き届いた描写で、第二次世界大戦中のドイツ戦車部隊の活動を明らかにしている。
内容説明
知られざる“ティーガー・エース”その戦いの全記録。弱冠18歳でドイツ国防軍の戦車兵となり、激戦の中でミヒャエル・ヴィットマン、オットー・カリウスに並ぶ戦功を残した青年男爵による唯一の自伝、初の邦訳!ドイツ語原版からの完全翻訳/約450点の貴重なビジュアルを収録。
目次
1 第二次世界大戦勃発
2 東部戦線にて―一九四一年~一九四三年
3 一九四四年の侵攻戦線にて
4 崩壊―一九四四年~一九四五年
5 帰郷
6 結び
著者等紹介
ローゼン,リヒャルト・フォン[ローゼン,リヒャルトフォン] [Rosen,Richard Freiherr von]
1922年6月28日生まれ。1940年10月、18歳でドイツ国防軍入隊。第35戦車連隊第1中隊に配属、3号戦車の砲手として「バルバロッサ作戦」に参加。その後、第502重戦車大隊第2中隊小隊長、第503重戦車大隊第3中隊長。スターリングラード、クルスク、ノルマンディなどを転戦する。終戦後はドイツ連邦軍第74戦車大隊中隊長、第294戦車大隊大隊長などを経て第21戦車旅団旅団長、駐ドイツ・フランス軍最高司令部付ドイツ全権委員となる。1982年9月退役。最終階級は少将。2015年10月26日死去。生涯を通し、ドイツ十字金章、レジオン・ドヌール勲章オフィシエ、国家功労勲章コマンドゥールほか叙勲多数
並木均[ナミキヒトシ]
1963年新潟県上越市生まれ。中央大学法学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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