出版社内容情報
【特集】名刀・本作長義をフィーチャーした「徳川の刀」
秀吉についで天下人となった家康の手元には、やはり天下の名刀が集まった。
徳川の刀とはつまるところ、250余年におよぶ江戸時代における最高権力者たちが有した、最高峰の刀なのだ。
徳川将軍家、および縁者の家系に代々伝わり、いまも徳川美術館、徳川ミュージアム、久能山東照宮などに収められている宝刀の数々を一挙紹介。
刀剣ファンも、歴史・江戸ファンも、見逃せません!
さらには「関東からの日帰り“かたな旅”」を案内する特別企画、刀剣画報の読者の刀を紹介するコーナーなど、今号も内容盛り沢山!
【折込付録】原寸大刀剣ポスター
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
朔麻
1
刃物好きとして刀も愛していこうと思う。「本作長義」に負けて購入。本作長義と歌仙兼定の等身大ポスターは美しいが見にくいのが難点。サイズ的に仕方がないのだけれど。2020/06/09
白火
0
さらっとさらうにはいい感じなのかなーと思いつつ前号から続けて読む。…んだけどしょっぱなから「本作=本歌という意味です」みたいな記述があったものだから思わず突っ込んでしまったいや流石にそれは違うよね…!?これ本当に大丈夫?と思って調べたら該当箇所のライターさんは歴クラとかの間でも一寸…な評判を多数発見。その人の担当部分はあんまり鵜呑みにしない方が良さそうか…。内容自体は興味深いし刀の写真も綺麗なので調べるとっかかりにするくらいにはいいかも。2020/06/14
HASE, Moto
0
備前国長船派、時代毎の武士の好みを反映して積極的に作風を変えていたらしい。変化の過程の目印的に「元寇」の言及あり。個人的には大元帝国側から元寇を見る機会のほうが圧倒的に多いので、何か新鮮な心地。 長義の作には南北朝の元号が混在しているというのも面白い。振り回されたんだねえ。 歌仙兼定、命名の由来が血なまぐさすぎるけど、本誌の記事は細川忠興に対して好意的というか優しい。幽斎の籠城戦の図はやっぱり惹かれる。 愛刀探訪の拡大写真、刃文の三日月がクッキリ見えてて「これのことか!」と合点がいった。2020/06/15