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出版社内容情報
狐狼丸の先祖は大妖怪!? 物語の舞台は大和へ――
留年の危機に陥ったティチュと鴨女を連れ、補講代わりのレポートを完成させるべく大和へ帰国した晴栄。陰陽寮へ帰還したことで改めて自身の成長を実感するが、その変化は狐狼丸との“契約
内容説明
留年の危機に陥ったティチュと鴨女を連れ、補講代わりのレポートを完成させるべく大和へ帰国した晴栄。陰陽寮へ帰還したことで改めて自身の成長を実感するが、その変化は狐狼丸との“契約”に歪みを生じさせていた。そして、歪みをきっかけに己の在り様を問う狐狼丸に声がかかる。「久しぶりよな―いいや、はじめましてと言うべきかのぅ?」彼女こそは“邪悪の樹”序列第七位、『色欲』を司る妖婦・九曜。“白面金毛九尾の狐”として知られる、最後の神獣だった―
著者等紹介
子子子子子子子[ネコジシコネコ]
第10回HJ文庫大賞にて“大賞”を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
6
ティチュと鴨女のレポートを完成させるべく大和へ一時帰国する中、狐狼丸との契約に歪みが生じ、そこに最後の神獣たる九尾の狐が干渉してくる今巻。―――呪いに哭く獣に届け、幾星霜を越えた遺されし恋唄。 狐狼丸の先祖であり晴栄との因縁も判明した九尾の狐。様々な伝承と歴史を組み合わせたその姿は、これまで見た事ない姿を見せてくれる。そんな彼女へ先祖の力も借りて、遺された唄を届ける今巻。 切なさと一抹の優しさに満ちた巻であると共に、晴栄の進化のヒントが示される、次に繋がる布石の蒔かれる巻である。 次巻も須らく期待である。2019/03/07
尚侍
2
とっても面白かった。これまではマスコットキャラ的な位置づけだった狐狼丸のエピソードでしたが、思ったよりも重い展開で、最後どのようにまとめるのかと思いましたがうまくまとまりましたね。主従の絆が深まったことに加えて狐狼丸の設定がはっきりしたことで物語に幅が出たように感じました。本巻だけでまとまっているものの全体的には大きなエピソードの一部と言ったところで、導入部分の話がまったく進んでいないことから、次回以降どのような形で物語が進んでいくかが楽しみです。2019/03/20
檻の中の象
1
帰還した大和を舞台に晴栄と狐狼丸が自身の復讐問題に向き合う話。一巻から主ラブで忘れがちだったけど、狐狼丸も復讐者だったんだよね。兄との和解の影にある不穏さや、魔女学園方面の剣呑さも匂わせつつ次も大変楽しみ2019/03/21
くろ
0
九尾の設定は面白かった。やっぱ道満ろくなことしねぇな2019/04/01