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出版社内容情報
天才×美女 平成最後の愉快犯天才×美女 平成最後の愉快犯
その能力を“イタズラ
水城 正太郎[ミズキ ショウタロウ]
著・文・その他
Ume[ウメ]
イラスト
内容説明
その能力を“イタズラ”にしか使わないという天才錬金術師『アナーキスト・アルケミスト』。簡単にいえば犯罪者の自称なのだが、その名は帝国内を騒がせていた。ある日『アナーキスト・アルケミスト』から重要人物で変わり者と評判のアルト・ブロイ公爵宛てに殺害予告が届く。帝国情報部の美人魔術師イングリドはアルトの警護のためブロイ公国を訪れた。魔術が飛び交い、陰謀渦巻くヨーロッパで暗殺予告に隠された秘密と錬金術最大の霊薬『賢者の石』を巡り、アルトとイングリドが華麗に躍動する。天才錬金術師の絢爛たる日常。
著者等紹介
水城正太郎[ミズキショウタロウ]
東京生まれ。富士見ミステリー文庫『東京タブロイド』でデビュー。小説作品多数。金澤慎太郎名義でアニメ脚本あり(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
12
悪魔が来た事で魔術や錬金術が隆盛した架空のヨーロッパを舞台に、魔術師の女性と公国の食わせ者殿下が縦横無尽に暴れ回る物語。―――その力は毒か薬か、全ては道化の手の中に。 まるで人間大砲で成層圏まで射出され、一気に駆け抜けるかの如く。そんな、勢いが止まらず、ついてこれない者は置いていくとばかりに突き進むこの物語。正に我が道を爆走するといった感じの物語であり、勢いが癖になった時、背筋に電流が走るかのように面白さが駆け抜ける物語である。道化が如く世界をぶん回す錬金術の次なる悪戯とは。 次巻も須らく期待である。2018/11/05
METHIE
8
鬱病やパニック障害からの復帰。 他の人も言っている通りパタリロ!のオマージュや続くかなと思ったらあっさり決着がつくなど良かった。2018/11/19
nawade
7
試し読み感想。天才的な錬金術をイタズラにしか使わない犯罪集団?『アナーキスト・アルケミスト』から殺害予告をだされた公爵の護衛に赴いた帝国情報部所属魔術師イングリド が見た真実を描いた物語。非常に凝った装飾(表紙や口絵等)に期待を高めながら読んだが、なんとも表現しがたい内容だった。決してつまらない話ではないが、とにかくカオス。これジャンルはなんだろう?ミステリーかと思ったけどコメディが過ぎるし。。。突飛のない会話に戸惑わされたが、終いにはこれが癖になるのだろうか?2018/10/29
成瀬雯悟
5
このしっちゃかめっちゃかな雰囲気がたまらない。誰がどう見ても奇人のブロイと、一見常識人のようでかなり変わり者のイングリド。主人公ふたりを筆頭に、とにかくキャラが濃い。ジャックとキングの漫才みたいな掛け合いはおもしろかった。2018/11/16
のれん
5
ファンタジー要素を組んだ独自年評から始まる世界観がとても好き。 正体バレバレの謎の怪盗といい、それを取り締まるお色気ありのヒロイン(レズだけど)といい、ちょっと古めだけどこういう大正ロマンス感は来る人いは来るんじゃないだろうか。 魔術や敵など少々ツッコミたいところはあるが、それよりもキャラの笑顔が眩しいので不問に処す。次巻も暴れて欲しい。2018/11/05