出版社内容情報
キョンシーに孫悟空、青龍に鳳凰など、中国の伝説には不思議な生き物がいっぱい! そんな中国の怪生物「中国妖怪」を一冊にまとめました。
カラーページには、今が旬のイラストレーターたちによる描き下ろしイラストをたっぷり掲載! 48枚のかわいくて色っぽい魅惑のイラストつきで中国の妖怪たちを紹介します。
もちろん巻末の解説パートも充実! 意外と知られていない「中国神話」のお話や、中国妖怪と出会う方法など、お隣の国の妖怪たちを知るための知識を、案内役のキャラクターたちがにぎやかに解説してくれます。
わかりやすくて読みやすい! 中国の妖怪に詳しくなれる一冊です!
内容説明
中国のモンスター80体を「妖怪」「霊獣」「神怪」「人怪」の4つに分類!妖怪たちの物語や、中国の神話についても詳しくなれる中華ファンタジー解説書の決定版!
目次
中国では“妖怪”を何と呼ぶか?
この本の読み方
妖怪
霊獣
神怪
人怪
入学歓迎!天竺妖怪専門学校
“鬼”の小事典
中国妖怪小事典
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白義
7
神話の時代の神怪から志怪小説、通俗小説に出てくるバラエティ豊かな面々まで妖怪を軸に中国の幻想世界に入門できる萌え本。イラストの傾向もいかにも中国風と言った感じで、蜃はハマグリ説と龍説両方を取り入れた感じだったり小技の光る絵も多い。白黒テキストページで山海経や西遊記など分類ごとに妖怪の活躍する書物を紹介していて広さも十分、選ばれた妖怪の中では西王母がいわゆる仙界の女神イメージ以前の、荒々しい獣神に近い存在だった頃も紹介していることや、本草誌など薬学に近い領域の原典から虫の妖怪が結構多いことなどが印象に残った2017/11/27
flatscan
0
色々日本と近いおかげでインドバージョンのよりもずっと読みやすかった。知ってる「妖怪」が多かったこともあるし、絵的に違和感の少ないのが多かったからかもしれない。世界の成り立ちに関するページは今回もあって、それなりにわかりやすくまとめられてるので、有用。鬼の話なんかはもっと詳しく書けたはず。というか、そういうのはこの本をきっかけにして自分で調べろってことだろうが。絵的には「共工」のが好き。「僵尸」もいい感じ。萌えかどうかはもはや関係ないよなあ。2022/12/23