出版社内容情報
craft factory SHOVEL HEAD、初の造形技法&作品集。ようこそ、機械昆蟲の世界へ! craft factory SHOVEL HEAD、初の造形技法&作品集。ようこそ、機械昆蟲の世界へ!
空想上や実在する生き物から着想を得た作品を制作している宇田川誉仁氏。彼が手掛ける紙粘土や針金、機械パーツ類、廃材などでつくられた立体は「メカニカルミュータント」と呼ばれ、世界的規模で数多く紹介されている。本書でピックアップするのは「実在の昆虫を本物そっくりでメカっぽい外観に仕上げた作品たち」で、それらの機械昆蟲は、強いインパクトで見る人を惹きつけることだろう。
第1章は大型(約20cm)の1点もの作品であるミカドトックリバチ。紙粘土で本体をつくり、盛りつけと削りで成形を進め、細部をつくり込んでいく独自の工程を解説する。
第2章は小型(約5cm)のコガネムシ作品群で、原型からの型取り工程後に、塗装や細部の加工に変化をつけて個性的な甲虫に仕上げる様子を解説する。
第3章は木材や金属を組み合わせてつくったスチームパンク的なトックリバチの「巣」で、見どころいっぱい。
巻頭と第4章には新作から過去の代表作まで、主要な作品を収録。迫力ある機械昆蟲の世界を存分に楽しめる一冊。
目次
第1章 紙粘土からつくるオリジナル作品―ミカドトックリバチのつくり方(1点もの作品の制作)(ミカドトックリバチをつくる)
第2章 複製物からつくるオリジナル作品―7種類のコガネムシの場合(量産もの作品の制作)(多様なバリエーションが楽しい空想上のコガネムシたち;コガネムシの複製をつくる…原型の型取りから量産まで;コガネムシをつくる)
第3章 素材を組み合わせてつくるオリジナル作品―展示用ベースの場合(作品を支える台座を制作)(台座をつくる)
第4章 過去から現在までのオリジナル作品―さまざまな機械昆蟲たち(アリジゴク+クロヤマアリ;コブハサミムシ;ミンミンゼミ;シャクガ;オオカバマダラ ほか)
著者等紹介
宇田川誉仁[ウダガワヤスヒト]
1967年東京生まれ。1989年武蔵野美術大学建築学科卒業後、設計事務所で7年間勤務の傍らオブジェ制作を手掛け、グループ展に参加。1996年“craft factory SHOVEL HEAD”として創作活動に専念。以降、書籍・雑誌の表紙オブジェや企業広告などで作品を発表している。個展、グループ展等多数。紙粘土、金属材、電子パーツ、プラスチック廃材などいろいろな素材を用いて、実在・想像上を問わず生物をモチーフとした機械的に再生・進化・変異したオブジェ“メカニカルミュータント”の制作を行っている
角丸つぶら[カドマルツブラ]
物心ついてからずっとスケッチやデッサンに親しみ、中学と高校では美術部部長を務める。美術部と部員を守護し、現在活躍中のゲームやアニメ関係のクリエーターを育成。自身は東京芸術大学美術学部で映像表現や現代美術全盛の中、油絵を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 和書
- ゼンツェノセップン