HJ文庫
命がけのゲームに巻き込まれたので嫌いな奴をノリノリで片っ端から殺してやることにした〈1〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 255p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784798611341
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

新井和馬は気が付くと見知らぬ空間にいた。突如現れた『ナナシ』により、クラスメイトや教師たちと生き残りを懸けたゲームをさせられることを告げられた和馬は、そんな絶対絶命の状況を心底歓迎していた。気に入らない奴を、全て殺してやれると。彼は超高校級の女優・鉄山徹子をパートナーに、その悪辣な頭脳を武器としてゲームに臨むのであった―。HJ文庫大賞受賞作。

著者等紹介

中田かなた[ナカタカナタ]
第9回HJ文庫大賞にて大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yui ⑅

17
★☆☆☆☆ タイトル通りのデスゲームもの。教師を含む生徒90人が目が覚めたら見知らぬ場所に居て強制的に命を懸けたゲームに参加させられる。正直一言でまとめると主人公以外のキャラクターが棒立ち。いまいちでした。2017/09/05

サエズリ割津

17
これかなり好みでした。死ぬほど性根の腐った、頭おかしいほどリア充が嫌いな主人公が巻き込まれたデスゲームを攻略しつつ気に入らない同級生をゲームを利用しながら孤独であるが故の思考と舌先三寸でぶっ殺していく話。もはやここまでクソ野郎だと一周回って好感が持てるレベル。繰り広げられる不条理なゲームを前にいかにして生き残るかよりもいかにして殺すかを考える主人公の思考は頭おかしいとしかいえない。オチが気に入るかどうかで評価が二分しそうだが、この隙を生じぬ二段構えはかなり好き。開き直ったあとがきも見どころ。次巻も期待。2015/12/14

nawade

13
★★★★☆ 第9回HJ文庫大賞大賞受賞作。バスの転落事故に介入してきた存在によりデスゲームに巻き込まれた高校生達の中に異端児がいた。彼の名は新井和馬、彼はその頭脳を武器に嬉々としてゲームに臨む。土橋作品のゲーム性をシンプルにし娯楽性を重視したような作風。周囲の人間が死にたくないと戦々恐々としている中、気に食わない相手を殺すためにデスゲームへ臨む主人公のスタンスの違いが浮かび上がる。上位カーストメンバーの外面の良さを剥ぎ取り、醜い内面を曝け出させつつ快進撃する姿に痛快さを覚えた。オチも感情的には納得できる。2015/11/28

真白優樹

11
突然クラスごと謎のゲームに巻き込まれた状況の中、性根最悪な主人公が知略を武器に無双する物語。新人賞らしくかなり鋭く尖った物語であり性根が歪んで捻じ曲がった主人公が知略を武器にクラスメート達を次々と殺人へと追い込んでいく。作者さん、心の闇でも抱えていたのかしら。凄まじくエッジが効いていてかなり粗削りな部分もあるが読ませる力はあると思うのでどういう方向性になろうとも頑張ってほしい。・・・続くとしたらどういう方向性になるのかしら。人類滅亡を目指して動いていくのだろうか・・・どうするのやら。 次巻も楽しみである。2015/12/02

晦夢

10
他人の幸せがリア充が気に入らなくて仕方ない主人公がデスゲームに巻き込まれたのをいいことに率先してクラスメイトたちを殺していく話。主人公が喜々としてクラスメイトたちを手玉に取る様子が面白かった。それだけに最後はいらないな。萎えた。2015/11/29

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