内容説明
衝撃の「ゲーメスト」廃刊劇から15年…名物編集長「石井ぜんじ」が今語る、熱き魂の軌跡!今明かされるアーケード黄金時代の伝説と真実…!
目次
第1部 「ゲームジャパン」連載「石井ぜんじを右に!」編(『ゼビウス』『ドルアーガの塔』に見る、80年代という時代;『魔界村』の縁が導いた『ゲーメスト』 ほか)
第2部 「CONTINUE」連載「ゲームの彼岸にて」編(ゲーム“退廃”の時代へ寄せて;奇妙なやつら ほか)
第3部 特別企画・業界人対談編(高井商会探訪レポート;押切蓮介×石井ぜんじ対談 ほか)
その他 20世紀アーケードゲーム総覧
著者等紹介
石井ぜんじ[イシイゼンジ]
元アーケードゲーム専門誌「ゲーメスト」編集長、現在はゲームライター。ゲーム制作の仕事にも関わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hnzwd
15
ゲームの最先端がゲームセンターだったころ、ハイスコアと最新情報で天下を取っていた?雑誌「ゲーメスト」の編集長が、いくつかの雑誌に連載していたコラムをまとめた本。当時のゲーム事情を感じられる第一部は良かったですが、第二部は思想よりな感じがしてしまい、少しモヤモヤ。貴重な対談も良いですが、圧倒的な分量の20世紀アーケードゲーム総覧がすごいわ。総覧だけで資料価値ありそう。2023/10/17
niz001
4
思い起こせばゲーメストは創刊第2号から1997年頃まで、ムック本もコミック系以外はすべて買ってた。確か行きつけのキャロットに置いてあったのが出会い。貧弱な交友関係と機動力しかない学生には唯一のアーケードゲーム攻略参考書だった。上本町にあったマルゲ屋もなつかしく思い出す。ムーちゃんのテレカがまだどっかにあるはずw。2015/03/18
代理
2
聞きたい話が1割、聞きたくない話が7割。繰り返しが2割。”ゲーム”版『速攻生徒会』では石井氏が折衝役をしていたのは知らなかった。現代のゲーム好きが読んで面白い本かと問われると、はっきりつまらないと思う。ゲーセン至上主義な所も嫌だ。今のゲームはヌルいと仰るなら、自分で難度を上げればいい。(縛りプレイでも、目隠しでもして)いかにもCONTINUEに載ってそうなコラムでした。2019/01/06
shibacho
2
雑誌のコラムの再録ってこともあるのだがゲーメストや当時のアーケードの空気を知ってる人向けの本。事前知識がないとあんまり面白くないと思う。できればタイトルの元ネタがわかるくらいが望ましい。アーケードゲームの攻略=インカムが減るからメーカーの営業に歓迎されなかったとか、対戦格闘一辺倒でもいけないと思い、シューティング特集やったら雑誌の売上が激減した等の編集長ならではのエピソードは面白い。ちなみに読んだのは初版本だが2箇所で「ビートマニア 3nd mix」と誤植していたので、著者が勘違いしていると思われる。2017/05/24
猿山リム
1
無敵のアーケードゲーム誌ゲーメストの元編集長のコラム集。 分厚い本に細かい字がびっしり詰まっている。 アーケードゲームやアーケードゲーム業界に対する「論」が詰まっている。 ゲームを趣味にしている者、アーケードゲームになじみの深い読者なら、一つ一つ実に染み渡るコラムが詰まる。 一つ一つ本当に濃厚なコラムなので、正直一気に読むのはつらい。 もともと雑誌などに寄せたコラムを一冊にまとめたものなので、ひと月に1コラムペースで読むのにちょうどいいぐらいの密度な印象。 時間をかけてじっくり読みたい一冊。2018/09/01