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内容説明
壁に囲われた孤島にある都市『桐ヶ谷』。そこは“魔術”の才能を持つ者の為に作られた施設であり、牢獄であった。両親を失い、“魔術”の才能の有無も不明のまま桐ヶ谷にやって来た白藤陽彩は、その初日から“魔術”に関する事件に巻き込まれ、仮面を被った男に命を救われる。その男は“黒の断罪者”と呼ばれる悪名高き『魔術師殺し』だった。第8回HJ文庫大賞銀賞受賞作。
著者等紹介
しきや[シキヤ]
神奈川出身。12月25日生まれ。第8回HJ文庫大賞で銀賞を受賞した『クロス・ウィザード―魔術都市と偽りの仮面―』でデビュー。元IT業、厨房で働いたことも(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ギンレイ
5
【一人ぐらいなら】 王道系の学園異能。 割と良かった。 海上都市の異能学園という王道設定で繰り広げられる一冊。 魔術という名前だけど刀とか炎の鞭とか近接用武器を生み出したりと割と肉弾戦系。 何気無い会話とかの雰囲気作りはなかなか良く、ヒロインは無条件で尽くしてくれるより人間らしさを持った嫁って感じが良いですね。 ラストのほろ苦さや各キャラの行動原理などもしっかり表現されています 評価は ★★★★★★★★☆☆ 8個星です!!2015/03/07
つるわか
3
設定が色々盛り込まれていて世界観もすきです。その設定がちょっと分かりにくい部分はありますが今後の期待が持てる分全体的によかったと思います。まだ一冊めですし伏線もありますので続き期待したいです!2014/12/29
nawade
3
★★☆☆☆ 第8回HJ文庫大賞銀賞受賞作。魔術の才能を持つ者を集めた都市『桐ヶ谷』。そこに、魔術の才能の有無も不明のまま自立のためにやってきた白藤陽彩は来訪早々、悪名高き黒の断罪者と呼ばれる少年と邂逅する。陽彩と主人公が出会ってから同居を始めるまでの流れが雑で不自然。それが気になって感情移入出来ぬまま読み終えてしまった。そのせいか陽彩に魅力を感じられない。後、危険度の高い仕事をしている割に主人公がお金に困っているのも良くわからない。 2014/12/10
真白優樹
2
壁に囲われた孤島の都市、引っ越してきた少女と殺し屋の少年が出会い、始まるお話。・・・結構重いというかダークな世界観。結構バンバン人が死んでいくしな・・・だが、そんな中でも一応魔術の設定は固まっており、ダークヒーロー気味な主人公含め闇と光、善と悪はちゃんとしていると思う。少し粗は目立つも、まだまだこれからと思える作品であり、一巻としては及第点。 とりあえず、次も出たら読んでみるかな・・・2014/12/01
サエズリ割津
1
何とも言えない感じ。魔術都市「桐ケ谷」に自立のため引っ越してきた、ヒロインの陽彩が出会った仮面の男は魔術師を殺す殺し屋「黒の断罪者」で…という話。陽彩が魔術都市に来た理由とか色々曖昧でせっかくの押しかけ居候ヒロインなのにあまり魅力を感じなかった。魔術都市の舞台設定とか魔術機構はよくできていると思うのだが、キャラクターが微妙なのかな。次巻が出てもたぶん読まないかと。2015/10/11