ＨＪ文庫 グラウスタンディア皇国物語〈３〉

内堀 優一【著】

ホビージャパン（2014/10発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 313p／高さ 15cm
• 商品コード 9784798608389
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

陸路と海路の両面から、３０万という未曾有の軍勢で皇都陥落を狙う大国リジア。その目論見を早々に看破した皇国の軍師クロムは、あらゆる策を講じて相手の兵力を着実に削っていく。一方、皇女ユースティナは皇族が背負いし精霊神シオンを契機に世界の秘密の一端に触れてしまい！？大国随一の智将と皇国最強の軍師が刃を交える皇都防衛戦、最高潮！！

著者等紹介

内堀優一［ウチボリユウイチ］
１９８１年生まれ。演劇企画ハッピー圏外の主催、脚本、演出などもしている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

陸路と海路から30万の大軍で皇都陥落を狙うリジアに対し、皇国の軍師クロムが挑む第三弾。劣勢な状況から内部の方向性を統一して指揮権を掌握し、ぶつかる前に確実に相手の軍勢を削っていって、相手の裏の裏をかいて罠にはめたりと、状況を冷徹に見極めてやるべきことに着実な手を打っていくクロムは、年齢からしたらちょっとありえない見識と老獪さでした（苦笑）総力戦での防衛から攻勢へ。ヒロインたちも要所要所でいい感じに存在感があって良かったですし、この戦いから両国の世代交代と転換期を迎えることになった物語の今後が楽しみです。

2014/09/29

[いーたん]

クロムの策が決まりすぎで、ハラハラドキドキ感があまり無かったかな。悪く言えば、ご都合主義なんじゃって思えるくらい読みも策もハマりすぎです。折角リジアのほうが兵数では圧倒しており、ライラやナターシアなどの策士もいるのだからもう少しクロムやグラウスタンディアが苦境に陥る展開とかあったら、より面白かったと思う。今後、崖っ淵から逆転に次ぐ逆転の展開を期待したいです。 それと今回からイラストが交代になりましたが、個人的には違和感なく読めました。

2014/10/22

[(●▲●)とらうまん(*^◯^*)]

【★★★★★】個人的はとても楽しめましたが、他の感想にもあるようにクロムの策がご都合的なくらいハマりすぎというか……クロム無双しまくりで戦記ものならではの緊張感は薄めです。 それでも小数精鋭と策の駆け引きで敵の大軍を率いる知将達を手玉に取る展開はなかなかに痛快。 ライトノベル故の軽妙さを良しとするか悪しとするかは読者の好みや求める方向性次第ですが、元々順調にシリーズ刊行されていけば良い戦記ファンタジーとなるのは確実な作品なので、内堀先生には新イラストレーターさん共々頑張ってもらいたいです (*^○^*)

2014/10/26

[まりも]

３巻目になり戦記モノとして本格的に動き出してきましたね。ただ定番の劣勢を覆すという戦況なのになんか盛り上がりに欠けた印象。クロムのやる奇策が全て成功する上に窮地に陥ることが無いせいで物語に緊迫感が無くちょっと退屈でした。もう少し苦戦するシーンを描かないと戦記モノとしてはダメなんじゃないかな。今回は世代交代の戦という事で攻勢に出る次巻以降に期待してます。

2014/10/05

[晦夢]

リジアに３０万という大軍に攻められている皇国。クロムはこの大群を打ち破ることができるのか。今回はファンタジー成分少なく兵と兵、知略と知略のぶつかり合い。クロムとナターシアの読み合いいいな。そしてことごとく裏の裏をかいていくクロムがカッコいい。ちょっとフィフニス天使すぎる。敵のゲスがゲスすぎなんだけどw イラストもなんてひどいゲス顔なんだ（褒め言葉　まだまだ厳しい状況は変わらない皇国、次巻も楽しみ。

2014/10/19