ＨＪ文庫 無双嘘術の天才詐欺師―ハイスクール・チープトリック

志茂 文彦【著】

ホビージャパン（2014/04発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 294p／高さ 15cm
• 商品コード 9784798608020
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

高校２年の生方真一は、自分を兄と慕う幼なじみの美少女、恋ノ原瑠奈と１０年ぶりに再会した際に、世界的ＶＩＰ・アリシア王女の誘拐事件を目撃する。正義感にかられて王女を助けたため、国際的な陰謀に巻き込まれてしまう真一だが、そこで彼を助けたのは瑠奈だった。実は彼女は裏社会でも恐れられるような天才サギ師に成長していたのだ―。

著者等紹介

志茂文彦［シモフミヒコ］
宮城県仙台市出身。主にテレビアニメの脚本を執筆（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[まりも]

まぁまぁといった所かな。１０年ぶりに再会した幼馴染は裏社会のエージェントだったり異国のお姫様と普通にラブコメしたりと目を引くような要素は無いけどテンポの良さと安定感のある中身なのは良かったと思います。ただ帯に書いてあるような超高校生なのは主人公ではなくその幼馴染だけで主人公はただ足を引っ張るだけなので不要に感じてしまう所は残念。あとは内容そのものがそれほど詐欺師要素無いのもマイナスかな。まぁ１巻としての出来はそこそこだったので次巻も買うとは思います。

2014/04/01

[リプトン]

冷静になればツッコミどころ満載なんだけど勢いで読ませるタイプの作品でした。タイトルから想像した話とはちょっと違う感じでしたが、テンポが良かったので最後まで勢いで乗り切れましたね。ヒロインが便利すぎるというか有能すぎて詐欺師というよりどこかの凄腕エージェントみたいになってて、その分主人公が正義感だけで突っ込み足を引っ張る無能にしか見えなくなってしまうのはどうなのか。主人公も頑張ってるしもうちょっと活躍する姿が見てみたいなと思ったらこれ打ち切りっぽいですね……(一年以上前の作品と読み終わってから気付くミス)

2015/05/13

[こうづき]

う、うーむ……？　タッグ怪盗もののピカレスクみたいなのを期待して読んで、最終的には満足したのですが……途中までわりと消化不良なんだよなあ……。瑠奈の無双っぷりは好み。主人公にも、もう少し無双してほしかったかも。なんとも微妙な読後感。本音を言わない嘘つきちゃんと正直者のラブコメって好きなので、そういう方向では今後に期待。若干うざい嫉妬ぶりは、どこからどこまで本心なのかしらー。

2014/04/09

[ドル箱]

夕焼け灯台の秘密以来（KAエスマ文庫）の志茂文彦作品。私、志茂のシナリオ（詳しくはWikiでも見て）結構好き～なので手に取りました。感想。テーマはトリック、根底はオリジナリティを執筆したかった（後書きでそう書いてある）結構ドタバタコメディに近いが、バーローとカリオストロの城を２で割った日常活劇に見える。普段は人気アニメのシナリオを書いているが、こういう作品も「本で」本人が書きたかったというコメントに、ま、いいんじゃね。と苦笑。犯人のトリックはすぐ見破りました、駄目だよ～冒頭のあそこに登場させちゃ～(笑

2014/07/24

[水無月冬弥]

志茂 文彦先生の　#ラノベ　詐欺師というより従妹はスーパーエージェントだったという話。主人公も特殊能力はもっていないけど、守られるだけではなく必死になって事件を追っていたのがいいですね

2014/04/03