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内容説明
咲耶を危機に陥れてきた数々の計略。その黒幕を突き止めた耕介は、しかし科学的解釈を許さない真の魔法に撃たれてしまう。彼を救う為、時詠みの儀式の実行を決意する咲耶。だがそれは、耕介との永遠の別れを意味していた。残されたわずかな時の中、果たして耕介は真の魔法を打ち破り、咲耶をその手に再び取り戻せるのか!?物理と魔法の化学反応ファンタジー第3弾。
著者等紹介
内堀優一[ウチボリユウイチ]
1981年5月5日生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
彩雲
5
一区切りついたところで完結なのですかね。個人的はもうちょっと読みたかったのですが。バトルなしの日常系ラブコメが読みたかったな。あるいは最後に示唆されていたように主人公も魔法を使えるようになる展開。いやー、この作品のバトルはコンセプトはとても興味深いのですが、いかんせん敵がお粗末。ぶっちゃけあまり面白くない。主人公自身は魔法を使えずヒロインに指示を出す形なんで、あまり敵を強くできなかったんだろうな、とは思うんですけどね。せっかく磐長も懐いたところでしたし、3人のヒロインとの日常ラブコメが読みたかったです。2011/01/06
菊地
3
主人公とヒロインの年の差カップルを中心に女の子や教授などのキャラは良かったものの、最後まで設定を上手く噛み砕くことが出来なかった感じ。色々とゴチャゴチャとしてて、敵の正体や真相とかがすんなり入ってこなかった。ちょっと勿体ない終わり方でしたね。いいところもあったので次回作に期待。2011/01/09
村正
3
とりあえず、表紙に関してだが背伸びして耕介氏に追いつこうとハイヒールを履いて大人っぽくしている様がほのぼの和んだ。咲耶さんを取り巻く『時詠みの追難』のお話も一段落。今回割りとシリアスなお話のはずだが、耕介氏の周りの色々とオカシイ方々のおかげで笑わせていただきました。耕介氏も着実にフラグを立てているが磐長さんまで至るとは・・・。耕介氏の過去のお話、母さんとの別れのお話はとても印象的だった。彼の心に刻まれた代償による信念はきっと咲耶さん達をこれから幸せに出来ると信じている。耕介氏の残りの秘密は自分も気になるな2010/12/06
(●▲●)とらうまん(*^◯^*)
2
笑わない科学者シリーズ3巻、最終巻としてはいろいろ物足りないものの、全体的になかなか良いシリーズでした。個人的に、探偵コンビはもっと掘り下げてほしかったな。
かみかみ
2
評価:★★★ 高杉が磐長と「時詠みの追難」を行って企むことは… 登場人物、特に主人公の耕介に好感の持てる作品だが、最後まであんまり盛り上がらなかったなあ… 日常部分の方が印象が強い。なんだか色々と惜しい。2011/10/23