内容説明
巨大災害時代の「創造的復興」を予見し、実践した書が新装復刊!1991年のフィリピン・ピナトゥボ火山の大噴火は先住民のアエタの人々に大きな被害と影響をもたらした。噴火直後から今日に至るまでの彼らの生活再建の歩みから、被災地の人々や社会・文化に寄り添った真の復興を考える。
目次
第1章 序論
第2章 ピナトゥボ大噴火とアエタ民族の危機―運動の言説をめぐる内省
第3章 他者を表象すること―フィールドワーク・民族誌・コミットメント
第4章 噴火と想起―彼らの語りに耳を傾ける
第5章 開発介入の理念と歴史―人類学そしてピナトゥボの現場から
第6章 被災の苦難を超えて―生存戦略と民族の新生
第7章 自立の模索・先住民の自覚―リーダーたちの声
第8章 結論―民族の新生と文化・開発・NGO
著者等紹介
清水展[シミズヒロム]
1951年横須賀生まれ。1974年東京大学教養学部教養学科卒業。1979年東京大学大学院社会学研究科博士課程中退。東京大学助手(教養学部・東洋文化研究所)。1985年九州大学助教授(教養部)。1994年九州大学教授(大学院比較社会文化研究院)。2006年京都大学教授(東南アジア研究所)。2010年4月~2014年3月同研究所長。2017年関西大学政策創造学部特任教授採用。第107回学士院賞受賞。専門:文化人類学、東南アジア研究。社会学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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