内容説明
先端科学研究の成果が社会に及ぼす様々な影響が増大しているいま、市民と科学研究の担い手をつなぐ双方向で実践的な「科学コミュニケーション活動」を提案する。
目次
第1章 科学コミュニケーションの歴史と課題
第2章 大学及び公的研究機関における科学コミュニケーション活動の実態
第3章 大学及び公的研究機関向け質問票調査結果の統計解析(1)―広報体制と研究者の協力
第4章 大学及び公的研究機関向け質問票調査結果の統計解析(2)―報道機関との連携、危機管理と研究者の協力
第5章 広報体制の事例分析―九州大学の事例をもとに
第6章 社会的ニーズ収集具体例の事例分析―北陸先端科学技術大学院大学の事例をもとに
第7章 科学コミュニケーションの応用的展開―研究倫理教育への応用の可能性
第8章 考察と結論、今後の展望
著者等紹介
小林俊哉[コバヤシトシヤ]
九州大学科学技術イノベーション政策教育研究センター准教授。東北大学大学院工学研究科博士課程後期修了、学位:工学(博士)。早稲田大学大学院社会科学研究科修士課程修了。日経ピーアール、電通サドラー&ヘネシー等の広告会社勤務を経て、1992年から2002年まで財団法人未来工学研究所において科学技術政策、環境政策研究等に従事。2002年から2004年まで東京大学先端科学技術研究センターの特任助教授として先端科学技術研究戦略研究に従事。2004年から2009年まで北陸先端科学技術大学院大学科学技術開発戦略センター助教授、准教授を歴任。2009年6月より富山大学地域連携推進機構特命教授を経て、2012年4月より現職。科学技術社会論学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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