出版社内容情報
wolfSSLをもとに、SSL/TLSの正しい利用法と仕組みを理解する
暗号化された安全な通信は、ネットワークを使う全てのアプリケーションにとって、
考慮すべき重要な課題です。
セキュアな通信を実現するために用いられる技術SSL/TLSの最新版がTLS 1.3であり
各種SSLライブラリも対応してきています。
ただ、ライブラリだけが最新のものになっても、仕組みを知り、
正しく使わなければ、安全は担保されません。
そこで本書は、そんなTLS 1.3の基礎的なプロトコルの流れから、
暗号化・認証の仕組み、アプリケーション実装のベストプラクティスを
組み込みシステム向けの軽量&高機能なライブラリwolfSSLを例に
解説していきます。
さらに、ライブラリコードの解説を含め、内部実装にまで踏み込んだ解説も行い、
SSLライブラリを徹底的に理解できる一冊です。
Part 1:TLSの技術
・Chapter 1:TLSプロトコルの概要
・Chapter 2:TLSのプロトコル仕様
・Chapter 3:TLSを支える暗号技術
・Chapter 4:TLSを支える標準
・Chapter 5:セキュリティ上の課題
Part 2:TLSを使ったプログラミング
・Chapter 6:TLSプロトコルによる通信
・Chapter 7:暗号アルゴリズム
・Chapter 8:その他のプログラミング
Part 3:TLSライブラリの構造
・Chapter 9:wolfSSLライブラリの構成
・Chapter 10:プロトコル処理
・Chapter 11:暗号化処理
・Chapter 12:プラットフォーム依存部
・Appendix:wolfSSLプログラミングサポート機能とツール
内容説明
組み込みシステム向け軽量&高機能ライブラリwolfSSL(OSS版)をもとに、SSL/TLSの正しい利用法と仕組みを理解する。
目次
1 TLSの技術(TLSプロトコルの概要;TLSのプロトコル仕様;TLSを支える暗号技術 ほか)
2 TLSを使ったプログラミング(TLSプロトコルによる通信;暗号アルゴリズム;その他のプログラミング)
3 TLSライブラリの構造(wolfSSLライブラリの構成;プロトコル処理;暗号化処理 ほか)
Appendix プログラミングサポート機能とツール
著者等紹介
古城隆[コジョウタカシ]
wolfSSL Japanテックサポートおじさん兼技術責任者。某電気メーカにて通信系システム、組込OS、ネットワークミドルウェアなどの開発、ネットワーク系ベンチャーのCTOなどを経て、2012年より現職
松尾卓幸[マツオタカユキ]
wolfSSL Japan在籍ソフトウェアエンジニア。製品開発・国内外のカスタマーサポートを担当。国内電機機器メーカーでファームウェア開発・設計等を経て2020年より現職
宮崎秀樹[ミヤザキヒデキ]
wolfSSL Japan在籍ソフトウェアエンジニア。製品開発・国内外のカスタマーサポートを担当。外資系製造装置メーカーでハードウェア制御やユーザインターフェースを含むシステムソフトウェア開発、設計を経て2018年より現職
須賀葉子[スガヨウコ]
wolfSSL Japan所属の唯一のノンエンジニア。日本におけるマーケティングを担当。国内外ソフトウェアメーカーで開発、マーケティングを経て2017年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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