出版社内容情報
マライア・キャリーのカミングアウトで注目の「双極性障害」
日本で第一人者の理研 医学博士が優しく病気と最新研究を解説!症状改善に有効な方法を詳しく解説
再発を防いで
自分の人生を取り戻しましょう!
近年の脳科学研究から
発症原因もやさしくご紹介します
【聞きづらい疑問にズバリ答える! Q&A満載!】
●双極?型と診断されましたが、間違いない?
●誤診ではないかと心配。主治医に上手く伝えるには?
●セカンドオピニオンを受けたいけれど、
主治医が気を悪くしないか心配
●双極性障害になりやすい性格があると聞いたけれど
●本人は受診拒否。内科の検査と偽って受診させても良い?
●本人抜きで医師と話がしたいのですが…
●リチウムを使ってほしいと主治医に上手く伝えるには?
●そもそも双極性障害が発症しないように予防できますか?
●「躁状態が病気」だと、本人に気づいてもらうには?
●病気原因の1つにカルシウムの問題が出てくるが、
カルシウムの多い食事をすれば良いの?
●リチウムの副作用による手の震えは、なんとかなりませんか?
●良いお医者さんと知り合う方法は?
●うつ病が治る食事ってありますか?
●薬を飲んでいることを周囲に知られたくありません
●病気のつらさを誰にもわかってもらえず、孤独です
●双極性障害に適した仕事はありますか?
●この病気をカミングアウトすべきか悩みます etc.
*本書では、医師には聞きにくい内容から素朴な疑問まで、
50の患者さんと家族の疑問にお答えしています。
【そのほかの特長】
・4コマ漫画で事例紹介
・お薬も詳しく紹介?種類・副作用・服用のコツetc.
・お薬以外の治療法「ソーシャル・リズム・メトリック」の書き方なども解説
・家族が心がけるポイント?患者さんを支えるコツを伝授!
はじめに
本書を読む前に
PART1 「躁」と「うつ」の両極端の状態をくり返す病気です
PART2 本人は「うつ」がつらく、家族は「躁」がつらいのです
PART3 最初から双極性障害と診断されないことが多いものです
PART4 原因やきっかけはあるのでしょうか?
PART5 薬と心理・社会的治療が治療の両輪です
PART6 病気と上手に付き合うために、患者さん自身が心がけたいこと
PART7 家族の方へ 周囲が心がけたいこと
巻末情報(双極性障害の主な相談窓口、就労支援の制度、公的な経済支援)
はじめに
本書を読む前に
PART1 「躁」と「うつ」の両極端の状態をくり返す病気です
1 双極性障害はどんな病気?
2 双極性障害には2つの種類があります
3 双極性障害は「双極症」に病名がかわります
4 双極性障害はどのような形で始まるのでしょう
5 躁状態ではこんな症状が表れます
6 躁状態では気分が高揚し、万能感に満ちあふれます
7 「軽躁状態」と呼ばれる状態もあります
8 うつ状態ではこんな症状が表れます
9 うつ状態では、嫌な気分が永遠に続く気がします
10 うつ状態は、躁状態より、はるかに長く続きます
11 躁とうつの状態が混じって出現する「混合状態」
12 病気のここが知りたいQ&A
COLUMN1:躁とうつが急速に交代する「急速交代型」034
PART2 本人は「うつ」がつらく、家族は「躁」がつらいのです
1 ケース紹介 双極?型 Aさん(33歳・男性)の場合
2 ケース紹介 双極?型 Bさん(22歳・女性)の場合
3 ケース紹介 双極?型 Cさん(43歳・男性)の場合
4 ケース紹介 双極?型 Dさん(36歳・女性)の場合
5 躁状態では家族が激しいストレスを感じます
6 躁状態の行動で社会的な信用を失うことがあります
7 本人と家族は「うつ」と「躁」の受け止め方が違います
8 「躁」と「うつ」のここが知りたいQ&A
COLUMN2:再発を防いで自分の人生を取り戻しましょう!
PART3 最初から双極性障害と診断されないことが多いものです
1 多くの場合、最初はうつ病と診断されます
2 うつ病が治らない人は、双極性障害かもしれません
3 双極性障害とうつ病とでは治療目標も内容も違います
4 双極?型と診断される人が多いわけ
5 うつ病以外に双極性障害と間違われやすい病気
6 双極性障害と一緒に起こりやすい病気
7 双極性障害を専門に診るのは、精神科です
8 躁状態では、入院設備のある医療機関へ
9 病気を受け入れるまでに葛藤があって当然です
10 受診のこと、ここが知りたいQ&A
COLUMN3:双極スペクトラムって何?
PART4 原因やきっかけはあるのでしょうか?
1 ストレスは病気発症や再発のきっかけの1つです
2 生活リズムの乱れや睡眠不足も大きなきっかけに
3 双極性障害はなぜ起こるのか(1) 脳画像や薬理学の研究からわかってきたこと
4 双極性障害はなぜ起こるのか(2) 血液細胞、遺伝学の研究からわかってきたこと
5 双極性障害の研究最前線 脳では何が起きているのでしょうか
6 受診のこと、ここが知りたいQ&A
PART5 薬と心理・社会的治療が治療の両輪です
1 目標は再発を防いで普通の生活を送ること
2 中心は薬物療法。心理・社会的治療も治療の柱
3 薬物療法は気分安定薬を中心に使っていきます
4 気分安定薬(1) 治療の主役はリチウムです
5 リチウムと上手に付き合うために
6 リチウム服用中に日常生活の中で注意したいこと
7 気分安定薬(2) リチウム以外の気分安定薬
8 気分安定薬と一緒に使う抗精神病薬
9 治療の補助的に使われる薬
10 双極性障害に使われる主な治療薬
11 薬以外の治療法 電気けいれん療法
12 精神療法(1) 対人関係・社会リズム療法
13 精神療法(2) 認知行動療法
14 治療のここが知りたいQ&A
PART6 病気と上手に付き合うために、患者さん自身が心がけたいこと
1 病気を受け入れて、人生を立て直していきましょう
2 病相の時期に応じて心がけたいこと
3 ライフチャートを書いてみましょう
4 生活習慣を見直し、生活リズムを整えましょう
5 ストレス対処法を身につけましょう
6 復職するときの注意点
7 病気のこと、ここが知りたいQ&A
PART7 家族の方へ 周囲が心がけたいこと
1 病気を克服するためには家族の理解が必要です
2 治療を続ける支えになるのが家族です
3 療養が上手くいくよう環境整備を
4 再発の予兆を見逃さないようにしましょう
5 接し方のコツ〔その1〕受診の勧め方
6 接し方のコツ〔その2〕躁状態のとき
7 接し方のコツ〔その3〕うつ状態のとき
8 【まとめ】患者さんの接し方 ○と×
9 「家族の心がけ」ここが知りたいQ&A
COLUMN4:自殺のサインを見逃さないでください
巻末情報
双極性障害の主な相談窓口
就労支援の制度
公的な経済支援
加藤 忠史[カトウ タダフミ]
監修
内容説明
正しい知識とコツで病気と上手く付き合おう!近年の脳科学研究から発症原因もやさしくご紹介。聞きづらい疑問にズバリ答えるQ&A満載。
目次
1 「躁」と「うつ」の両極端の状態をくり返す病気です
2 本人は「うつ」がつらく、家族は「躁」がつらいのです
3 最初から双極性障害と診断されないことが多いものです
4 原因やきっかけはあるのでしょうか?
5 薬と心理・社会的治療が治療の両輪です
6 病気と上手に付き合うために、患者さん自身が心がけたいこと
7 家族の方へ 周囲が心がけたいこと
巻末情報
著者等紹介
加藤忠史[カトウタダフミ]
理化学研究所脳神経科学研究センター精神疾患動態研究チームチームリーダー(現職)。医学博士、精神保健指定医、日本精神神経学会精神科専門医。1963年、東京生まれ。東京大学医学部卒。滋賀医科大学精神医学講座助手、東京大学医学部附属病院講師を経て現職。国内外において双極性障害の研究を牽引している。非常勤等に、東京大学大学院医学系研究科連携教授、広島大学大学院医歯薬保健学研究院客員教授、藤田保健衛生大学医学部客員教授ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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