出版社内容情報
Hadoopから生まれた注目の新鋭データベースの解説書が登場
HBaseはビッグデータに対応した新しい“列指向データベース”です。オープンソースなので誰もが自由に利用できます。HadoopのファイルシステムであるHDFS上にデータベースを構築し、大量のデータから高速に目的のデータへアクセスできます。また、データの書き込みが速いことも特徴の1つなので、大量のPCをまとめたクラスタを構成することで高速処理を実現できます。SNSなどWebサービスのバックエンドにも向いており、注目されている技術です。
本書はHBaseの基本から、その利用方法を紹介するだけでなく、クラスタを構築して実際にシステムを組んだり、その動作を監視/管理することまで含めた実践的な解説を行います。HBaseでビジネスの新しい挑戦をしたいという方にも役に立つ本格的な内容となっています。
PART 1:HBaseとは
CHAPTER 1:HBaseと分散データベース
CHAPTER 2:HBaseの基礎知識
CHAPTER 3:導入とアプリケーション作成の基本
PART 2:アプリケーション開発
CHAPTER 4:Java APIの基礎
CHAPTER 5:HBaseの一歩踏み込んだ使い方
CHAPTER 6:スキーマ設計
CHAPTER 7:HBaseを用いたアプリケーション例
PART 3:クラスタの構築と運用
CHAPTER 8:クラスタの設計
CHAPTER 9:クラスタの構築
CHAPTER 10:管理オペレーションの基礎
CHAPTER 11:発展的な管理オペレーション
CHAPTER 12:クラスタのモニタリング
付録
内容説明
本書はオープンソースの列指向データベース「HBase(エイチベース)」の解説書です。HBaseの基本とその利用方法だけでなく、クラスタを構築して実際にシステムを組んだり、その動作を監視/管理することまで含めた実践的な解説を行います。HBaseでビジネスの新しい挑戦をしたいという方にも役に立つ充実した内容となっています。
目次
1 HBaseとは(HBaseと分散データベース;HBaseの基礎知識;導入とアプリケーション作成の基本)
2 アプリケーション開発(Java APIの基礎;HBaseの一歩踏み込んだ使い方;スキーマ設計;HBaseを用いたアプリケーション例)
3 クラスタの構築と運用(クラスタの設計;クラスタの構築;管理オペレーションの基礎;発展的な管理オペレーション;クラスタのモニタリング)
付録
著者等紹介
鈴木俊裕[スズキトシヒロ]
株式会社サイバーエージェント技術本部秋葉原ラボ。2008年3月に情報工学修士課程修了後、株式会社サイバーエージェントに新卒で入社。ブログのレコメンド機能や基盤システムの開発・運用に従事する。2010年4月からは、Hadoop/Hiveを用いたログ解析基盤「Patriot」の開発・運用を担当する。2011年4月に、ログ解析、機械学習、検索エンジンなどの開発やR&Dを担当するAmeba Technology Laboratoryの立ち上げメンバーとなる
梅田永介[ウメダエイスケ]
株式会社サイバーエージェント技術本部秋葉原ラボ。2001年4月に日立システムアシスト株式会社(現・株式会社日立ソリューションズ・ネクサス)に入社し、金融・証券関連のシステム開発に従事する。2008年1月に株式会社NTTデータクイック(現・株式会社NTTデータビジネスシステムズ)に入社し、ネットワーク警報監視システムの開発、プライベートクラウド製品開発に従事する。2012年6月に株式会社サイバーエージェントに入社。HBaseを使ったグラフDB「Hornet」の運用・開発を担当
柿島大貴[カキシマヒロタカ]
株式会社サイバーエージェント技術本部秋葉原ラボ。2011年に筑波大学情報学群知識情報・図書館学類卒業。大学在学中は学術・図書館関連のウェブアプリケーションを作成し、CiNiiやカーリルのウェブAPIコンテストで受賞。サイバーエージェント入社後は、インフラエンジニアとしてアメーバ事業本部に配属され3年ほど各種サービスの運用に従事。その後、秋葉原ラボに異動し、Hadoopクラスタを中心にサーバ・ミドルウェアの構築・運用業務に従事している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。