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内容説明
システムやITサービスの多様化に伴い、ITサービスマネジメント(ITSM)はますます重要性を増してきています。適切なITSMを実現するには、ITILやCOBIT、CMMIなどの各種フレームワークを導入するのが効果的です。しかし、これらのフレームワークは汎用性を持たせているため、実際の環境に適用するには工夫が必要となります。本書は、そうした工夫を、実際の事例から学び取ろうとするものです。フレームワークとの付き合い方や、DevOps、BYODなど今後のITSMに影響しそうなトピックについても取り上げています。
目次
第1部 フレームワークとの付き合い方(フレームワークとは何か;なぜフレームワークと付き合わなければならないか;ITサービスの提供と運用におけるフレームワーク)
第2部 導入に成功した各社の取り組み(継続性を考慮したITサービスマネジメントの構築;サービスマネジメントを実現するための5つのステップ;ITサービスマネジメントシステムの構築/活用による運用サービス品質改善)
第3部 これからのITサービスマネジメント(DevOps開発と運用のランデブー;サービス・ポートフォリオとサービスカタログの進化)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じゅん
2
ITサービスについては資格勉強で学んだ程度しか知識が無いため、なかなかすんなりとは理解することができなかった。しかし、組織の運営を何らかの形で指標化して確実に改善する道筋をつけると言う点では非常にためになった。現業をこなしつつ、この中で紹介されているような改革を進めていくためにはトップから末端までがその意味合いを理解して一時の負担増と不満を受容できるようにすることが何よりも大切であろう。自らの思いつきや経験則だけで変革を進めるようなリーダーにはぜひこういう本を読んでもらいたいものである。2019/04/30
A.Sakurai
2
実際に基準適用する段階になって再読。本格的な適用ではないのだが、むしろそれだからこそ、本家との基本的な違いを意識的に明記しておく必要がある。2018/11/05
mitojkovic
1
ITILの活用ノウハウを得るために読了。サービス導入に向けた、サービストランジションを深掘りしたい。2015/05/08
A.Sakurai
1
ITILの参考書の一つとして読む.ITILは範囲が広いので部分的にとかカスタマイズして導入するのが普通.その事例として読める.ただし,3社だけ.しかも詳細は1社だけなので事例集というほどではない.それでもITILの考え方はそのままにして自社にカスタマイズしていく実際の例は参考になる.2015/02/08
ジキル
1
導入事例がいろいろあって、ポイントをその時々で読み返したくなると思う。ただ、もうちょっと具体例が欲しい気もする。細かい部分は社外秘というか、その現場に合わせて、自分で考えろということでしょうね。2014/10/21