内容説明
アプリケーション開発、システム開発、組み込み開発、さらにはアジャイル、クラウドまで、テスト界の第一人者による現場で必須の手法+学術的根拠のエッセンス。
目次
第1章 はじめに
第2章 ソフトウェアテストの基本―ホワイトボックステスト
第3章 エンジニアがもっともよく使う手法―ブラックボックステスト
第4章 探索的テスト
第5章 機能あらざるもののテスト、最難関のテストに挑む―非機能要求のテスト
第6章 ソフトウェアテスト運用の基本―テスト成功の方程式
第7章 ソフトウェア品質管理の基本―ソフトウェア品質のメトリックス
第8章 テストの自動化という悪魔―なぜ自動化は失敗するのか
第9章 それでもテストがうまくいかない人へ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みん
7
Microsoftなど代表的な企業で行われているテスト手法、一般的なテストの心得、考え方などが学べて良かったです。テストの自動化を自分でスクリプト書いて行う方法は是非ともやってみたいと思いました。若手SEには大変オススメな一冊だと思います。2018/04/02
リットン
6
自分で書いたプログラムのテストをどうしようかなと思って読んだ。テストの専門家、テストの部署っていうのが開発会社にはいるんだなあ。。。素人目にはTDD的な細かくテストしていく感じが良さそうな気がしたけど。結局、どうテストをしたらいいかはよくわからなかったけど、そもそもどんなサイズのプログラムもこうやればオッケーみたいなマニュアルはなくて、どこまでテストすべきかも含めて考えるべきなんだなあと感じた。2021/12/20
よっしー@challenge
5
システムテストの考え方を棚卸し。ホワイトボックで論理構造を確認、ブラックボックスで入出力の妥当性検証。BTは境界値分析、複数の入出力ケースはディシジョンテーブル、GUIは画面遷移にて。非機能はパフォーマンスの他、信頼性(障害時の切り替え処理)等。 テストプランはIEEE829を参考に。(ベースは1998で良い。バージョンによっては難解。。) テスト実行順は重要度の高い部分から!改修期間を考慮。大規模の場合は2:8の法則にて品質が低い部分を叩くのが有効。入門書とはいえユーザー企業目線ではちょっと難しかった2021/07/04
pragma
5
プログラマー出身の管理職ですが、テストの基本的な技術についても勉強してみたいと思い、本書の評判を聞き読んでみました。 前々からテストについて思っていたのは、プログラミングに比べ、全然技術が発展しないと感じていました。実際のところ難しい分野だと再認識しました。 本書を読んでみて知らないこともたくさんあり、勘違いしていることもありました。 一番知らなくて恥ずかしく思ったのがIEEE829の存在です。テンプレートがあるようなので、これも読んでみたいと思いました。2014/01/26
kumokumot
4
最近テストケース管理ツールを初めて使いはじめたものの、哲学を理解していないというのか、効果的に使う勘所みたいなものがわかっていない気がしたので読んだ。読んで、モンキーテストと呼びつつも、実際は探索的テストを自然にやってるよなーとか、ユニットテスト時に「同値分割」の言葉を明確に意識してないよなーとか改めて学べた。バグを全部潰すのは無理だという前提のもと、いい感じにコスト低く品質を高めるための落とし所を探したい、という目指すべき目標?をあらためて認識できた。実際、開発者がテストするのはいいことだよなと思う。2023/05/07