内容説明
企業の経営層に向けてソフトウェア開発手法の「アジャイル」とその手法の一つである「スクラム」を体系的に解説。スクラムはソフトウェア開発のみならず、組織や企業活動、企業経営全体にまで適用できることを提示する。さらに、この手法を取り入れ、ビジネスと一体になってソフトウェアを開発する組織や、その組織に息を吹き込む、新しいタイプのリーダーシップ像についても考える。日本におけるアジャイル開発の第一人者と世界的な経営学者・スクラム産みの親による提言。業界をリードするリクルート・富士通・楽天の最新開発事例を収録。
目次
第1部 アジャイル開発とは何か、スクラムとは何か(アジャイル開発とは何か?;なぜ、アジャイル開発なのか;スクラムとは何か?;アジャイル開発の活動(プラクティス))
第2部 アジャイル開発とスクラムを実践する(スピード時代に独自のアジャイル手法ワンチームマインドで挑むリクルート;小さく始めて浸透させる―楽天のアジャイルによる組織改革;「IT新市場」におけるアジャイル開発に取り組む富士通の挑戦)
第3部 アジャイル開発とスクラムを考える(竹内・野中のスクラム論文再考;スクラムと知識創造;スクラムと実践知リーダー)
著者等紹介
平鍋健児[ヒラナベケンジ]
株式会社チェンジビジョン代表取締役社長。株式会社永和システムマネジメント副社長。3次元CAD、リアルタイムシステム、UMLエディタastah*(旧JUDE)の開発等、20年以上のオブジェクト指向ソフトウェア開発経験、うち10年のアジャイル開発経験をもつコンサルタント。2008年には、Agile Allianceよりアジャイルプラクティスの普及活動への貢献を認められ、一年に世界で2名に与えられるGordon Pask Award受賞
野中郁次郎[ノナカイクジロウ]
一橋大学名誉教授。早稲田大学政治経済学部卒業。富士電機製造株式会社勤務ののち、カリフォルニア大学経営大学院(バークレー校)にて博士号(Ph.D)を取得。南山大学経営学部教授、防衛大学校教授、一橋大学商学部産業経営研究所長、北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科長、一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授を経て現職。カリフォルニア大学(バークレー校)経営大学院ゼロックス知識学特別名誉教授、クレアモント大学大学院ドラッカー・スクール名誉スカラー、早稲田大学特命教授を併任。2010年11月瑞宝中綬章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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