アジャイル開発とスクラム―顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント

電子版価格
¥2,200
  • 電書あり

アジャイル開発とスクラム―顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 287p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784798129709
  • NDC分類 007.63
  • Cコード C3055

内容説明

企業の経営層に向けてソフトウェア開発手法の「アジャイル」とその手法の一つである「スクラム」を体系的に解説。スクラムはソフトウェア開発のみならず、組織や企業活動、企業経営全体にまで適用できることを提示する。さらに、この手法を取り入れ、ビジネスと一体になってソフトウェアを開発する組織や、その組織に息を吹き込む、新しいタイプのリーダーシップ像についても考える。日本におけるアジャイル開発の第一人者と世界的な経営学者・スクラム産みの親による提言。業界をリードするリクルート・富士通・楽天の最新開発事例を収録。

目次

第1部 アジャイル開発とは何か、スクラムとは何か(アジャイル開発とは何か?;なぜ、アジャイル開発なのか;スクラムとは何か?;アジャイル開発の活動(プラクティス))
第2部 アジャイル開発とスクラムを実践する(スピード時代に独自のアジャイル手法ワンチームマインドで挑むリクルート;小さく始めて浸透させる―楽天のアジャイルによる組織改革;「IT新市場」におけるアジャイル開発に取り組む富士通の挑戦)
第3部 アジャイル開発とスクラムを考える(竹内・野中のスクラム論文再考;スクラムと知識創造;スクラムと実践知リーダー)

著者等紹介

平鍋健児[ヒラナベケンジ]
株式会社チェンジビジョン代表取締役社長。株式会社永和システムマネジメント副社長。3次元CAD、リアルタイムシステム、UMLエディタastah*(旧JUDE)の開発等、20年以上のオブジェクト指向ソフトウェア開発経験、うち10年のアジャイル開発経験をもつコンサルタント。2008年には、Agile Allianceよりアジャイルプラクティスの普及活動への貢献を認められ、一年に世界で2名に与えられるGordon Pask Award受賞

野中郁次郎[ノナカイクジロウ]
一橋大学名誉教授。早稲田大学政治経済学部卒業。富士電機製造株式会社勤務ののち、カリフォルニア大学経営大学院(バークレー校)にて博士号(Ph.D)を取得。南山大学経営学部教授、防衛大学校教授、一橋大学商学部産業経営研究所長、北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科長、一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授を経て現職。カリフォルニア大学(バークレー校)経営大学院ゼロックス知識学特別名誉教授、クレアモント大学大学院ドラッカー・スクール名誉スカラー、早稲田大学特命教授を併任。2010年11月瑞宝中綬章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

85
アジャイル開発というのは最近かなり取り上げられるようになっています。PMBOK第6版でもいよいよこの開発手法が取り上げられるようです。いままではウォーターフォール開発であったのがこの本では経営的な観点からも述べられていて参考になります。野中先生が「スクラム」の名付け親とは!2017/10/15

Kenji Hiranabe

19
力作!後半の野中節とアジャイルのマリアージュがうまく書けた。もう少し第二部とのリンクをうまくできるとよかった。少しつなぐ言葉を足したい。2013/01/13

おくてつ

14
日本のボスが課題図書として同僚に挙げていた一冊が回覧されてきたので、読んでみた。 ソフト開発に携わっているわけではないので、直接取り入れるわけではないけれど、小さく回していけということですね。 野中先生はやっぱりお得意の暗黙知と形式知、そして実践知の話に持って行くのね。2020/06/16

Thinking_sketch_book

13
★★★★★アジャイル2冊目に読んで正解でした。ブートキャンプよりももう少し詳しい工夫や実例がより理解を深めてくれました。ウォーターフォール型はやる気が出ない手法だと共感してしまうため、アジャイルの夢が読めば読むほど膨らみます。少し疑った目で観ているつもりですが、それでも魅力ある手法に感じました。全体的にはアジャイルのパフォーマンスは現場人の能力次第かなと感じました。一方ウォーターフォール型はシステムの限界が能力の限界となり、人の能力に依存していません。これがアジャイルの大きな可能性かもしれない、そう感じま2013/05/04

ともさち

11
目的:アジャイル開発ってなに?/「スクラムとは 、会社を機能単位に分割した階層や組織ではなく 、どこをとっても会社のビジョンに向かった判断 ・行動パタ ーンを共有する自己相似形の知識創造活動であり 、それを実践する人々である 」。より効果効率的にお客様の声をアウトプットに取り入れるための開発手法。2015/12/31

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5759281
  • ご注意事項