内容説明
「どんな会社でも獲得できる唯一にして最大の競争優位は組織の健全性である。だが、単純で望めば誰でもただで手に入れられるにもかかわらず、ほとんどのリーダーに無視されている」―なぜか?本書は最終的に競合優位に立つ企業は、スマートな組織ではなく健全な組織であるとし、実例や実話を豊富に取り上げ、四つのプロセス―経営陣の団結力、組織の透明性創出、透明性の浸透、透明性の向上、をわかりやすく解説する。
目次
規律1 結束力のあるリーダーシップ・チームをつくる(信頼を築く;衝突に熟達する;実行責任を果たす;説明責任を追及する;結果を重視する)
規律2:透明性をつくり出す(我々はなぜ存在するのか?;我々はどうふるまうか?;我々はなにをするのか?;現時点で一番重要なことはなにか?;誰がなにをするか?)
規律3 透明性を浸透させる
規律4 透明性を高める(優れた会議が果たす役割;競争優位を手に入れる;組織の健全性のチェックリスト)
著者等紹介
レンシオーニ,パトリック[レンシオーニ,パトリック][Lencioni,Patrick]
組織と経営チームの強化育成を専門とする、経営コンサルティング会社、テーブル・グループの創業社長。サイベース、オラクル等のソフト開発会社に長年勤務し、現在に至る
矢沢聖子[ヤザワセイコ]
英米文学翻訳家。津田塾大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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5 よういち
42
【TP1301】成功する組織は『賢明さ』と『健全さ』を持つ。重要なのは『健全さ』のほう。◆現状、私が出来ていないことへのアプローチの仕方がバッチリ書いてあった。足りないものは、これ!って指摘されたよう。清々しくもある。◆健全な組織は時間経過で賢明になる。/健全な組織の4つの規律①リーダーシップ・チーム、②透明性(整合性)、③透明性の浸透、④透明性を高める/メッセージを伝えるとき、そのメッセージが一定期間に何度も繰り返されることが重要→情報を伝えさえすれば実行に移されると思うのは大間違い→繰り返し言う2017/09/06
shinno
2
企業のビジョンや存在意義をリーダーチーム全員が納得して共有できていなければ駄目だと。上がバラバラでは組織はまとまらない、当たり前のことを当たり前にやりましょう。それに気付き早く出来たところが競争優位に立つのだと。明確な方針を出すことでついてこない人を恐れずに去るもの追わずな精神で突っ走ってもらいたいと思った。2016/02/02
よねちゃん
1
自分の弱みをさらけ出すことが必要なんだな。2017/03/04
Takuya Tanaka
1
会社内で、常に透明性、健全性について、話し合い検討され、決定した内容や具体的な方向性が会社内に同時に発信されることが大事だなと!2013/02/22
ながけん
1
レンシオーニ氏の著作はほとんど読んでいますが、今までの本とは違うビジネス書的な味付けとなっています。 ビジョンを共有し、社風にあったメンバーで経営しなさいと主張されています。今までの著作と一貫されています。 主張がブレていないですね。2012/11/20