内容説明
データベース設計の正しい考え方と実践ノウハウが身につく67の勘どころ、21問の演習問題。アプリケーション開発者・DBエンジニア必携。
目次
第1章 データベースを制する者はシステムを制す
第2章 論理設計と物理設計
第3章 論理設計と正規化―なぜテーブルは分割する必要があるのか?
第4章 ER図―複数のテーブルの関係を表現する
第5章 論理設計とパフォーマンス―正規化の欠点と非正規化
第6章 データベースとパフォーマンス
第7章 論理設計のバッドノウハウ
第8章 論理設計のグレーノウハウ
第9章 一歩進んだ論理設計―SQLで木構造を扱う
付録 演習問題の解答
著者等紹介
ミック[ミック]
SI企業に勤務するDBエンジニア。主にDWH/BI分野のデータベース構築とパフォーマンスチューニングを専門としている。自身のサイト「リレーショナル・データベースの世界」でデータベースとSQLについての技術情報を公開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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nbhd
13
データベース=「マス目」への飽くなき愛を感じて、おもしろかった。整合性を高くしようとするとパフォーマンスが犠牲になり、パフォーマンスを追求すると整合性を犠牲にする、という原則を柱にデータベースについて基本的なところを解説している本。各RDBMSには、求めるデータへの最適経路探索装置が埋め込まれていて、パーサ、オプティマイザ、カタログマネージャーといった機能を初めて知った。2024/04/29
翔
10
読んだ記憶がなかったけど履歴見てみたら読んでた。けど初読の時にはほとんど関わることがなくて、今回改めて読んだらなるほどなーとなるところもあったのでやはり一度読むだけでは身につかないものだなぁとしみじみ。2022/09/02
わたなべ
8
DBの設計に関して体系的に学べる。かなり基本的なことが書かれている印象。以下、個人的に参考になった箇所。①非正規化はパフォーマンス対策の最終手段(あくまで著者の意見だが)。②インデックスはカーディナリティが高くて平均的に分散しているレコードほど有効。③配列型のデータは、列持ちより行持ち。列持ちと行持ちは双方に容易に変換可能。2020/10/01
TomohikoYoshida
8
自分の師匠がデータベースのエキスパートだったため、データベースに関しては自分の出番は一切なく、また学習もせず、必要が出たときは付け焼き刃で済ませてきた。そのせいか、今あえてデータベース設計の基本を体系的に学びたくなり、ネットの記事で推薦されていた本書を手に取った。とにかく、分かりやすい。この本一冊でデータベース設計ができるとは言わないが、(世の中のレベルを考えたら)レビューは十分にできそうである。2019/08/27
ほしの
5
一度きちんとテーブル設計の知識を整理したくて読んだ。データマートはバッドノウハウなのか⁈ 2023/05/27