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VDM++によるオブジェクト指向システムの高品質設計と検証―仕様の品質を飛躍的に高める手法

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  • サイズ B5判/ページ数 416p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784798119618
  • NDC分類 007.63
  • Cコード C3055

内容説明

品質問題で余計な修正コストがかかっている原因の8割は「仕様」が曖昧。残念な事に「仕様」をきちんと書かずに力技で作り上げるソフトウェア開発の現場。その過程で技術者たちが不毛な開発作業を強いられている現状を打開する1冊。アーキテクトから保守管理者まで、仕様記述の仕組みが手に取るようにわかる。

目次

第1部 モデルとソフトウェア開発(VDM++でモデルを構築する:その概観;VDM++のツールサポート)
第2部 VDM++によるオブジェクト指向システムのモデリング(データを定義する;機能を定義する ほか)
第3部 モデリングの実践―3つのケーススタディ(モデルの構造化:エニグマ暗号機;ビューの統合:CSLaMシステム ほか)
第4部 モデルから実装へ(VDM++による並行処理;モデルの品質 ほか)

著者等紹介

フィッツジェラルド,ジョン[フィッツジェラルド,ジョン][Fitzgerald,John]
博士。英ニューカッスル大学コンピューティングサイエンス学部の教授。大学のソフトウェア信頼性センターでは、耐障害性に優れた適応システムの設計に向けた、形式手法の研究を主導している。企業の中であるいは企業と共に、航空、交通機関、電力システム、そして動的バイナリ変換などの仕様化技術を開発して来た。1991年にマンチェスター大学の博士号を取得。FME(欧州形式手法会議)のチェアマン、BCSのフェロー、ならびにACMのメンバーである

ラーセン,ピーター・ゴルム[ラーセン,ピーターゴルム][Larsen,Peter Gorm]
教授。デンマークのオーフス大学工学部の形式手法グループの長で、組込みシステム設計のための形式手法とツールが研究テーマ。大学に職を得る前は、産業界に身を置いていたが、特にIFAD A/Sにおける研究、コンサルテーション、そしてトレーニングを責任者としてのキャリアは特筆されるべきものである。IFADではVDMToolsと関連技術の開発も主導していた。その後Systematic A/Sにてチーフ・ビジネス・ソリューション・アーキテクトとして働いた

マッカージー,ポール[マッカージー,ポール][Mukherjee,Paul]
マッケソン社のソフトウェア開発担当バイス・プレジデント。IFAD A/SにおけるVDMToolsの開発に続き、多くの大規模プロジェクトを経験している。ロッキード社のシニア・アーキテクトとして陸軍史上最大規模の防衛契約の一部を担ったり、ブリティッシュ・テレコムではチーフ・テクニカル・アーキテクトとして、民間のITシステムとしては歴史上最大規模のロンドンLSPシステムに携わったりした。ロンドン大学から博士号を取得

プラット,ニコ[プラット,ニコ][Plat,Nico]
オランダ・デルフトに拠点をおくソフトウェアエンジニアリング会社ウエストコンサルティング社のテクニカルディレクター。専門家としての興味は、ソフトウェア工学、形式手法、ソフトウェアとエンタープライズ・アーキテクチャ、そしてグリーンITに向けられている。デルフト工科大学から1993年に博士号を取得。世界的なIT企業キャップジェミニで働いた後、2000年からウエストコンサルティング社で働いている。Overture言語仕様委員会のチェアマンも務めており、VDM言語ファミリーの開発を指導している

バーホフ,マーセル[バーホフ,マーセル][Verhoef,Marcel]
オランダのハーレムに拠点を置くチェス社の組込みシステムアーキテクト。デルフト工科大学でコンピュータサイエンスを学び、1993年に形式仕様の型チェックを行なうツールの研究で修士号を取得した。分散組込みリアルタイム制御システムの多重原則設計の研究によって、ナイメーヘンのラドバウド大学から2009年に博士号を取得。形式手法の分野ではアクティブな研究者であると同時に実践する技術者でもある。特にVDM++の利用を推進している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

53
「VDMの敷居が高いと感じていました。本書で敷居がいっきに半分になりました。第3章のRoseとの連携、第9章のUnitTestとの連携、第14章のJAVAで実装する。これらが、道具の根幹だと思います。図での設計、試験仕様の生成、実際に動かす、3つの要素が分かるので、本書を読む勇気がでます。翻訳された酒匂さんはEffelの訳者でもあるので、抽象データ型の本質を分かっているので訳も読みやすいです。」と,amazon.co.jpに2010/8/24に書いてから、一歩も前に進んでいませんでした。ごめんなさい。2014/04/01

明るいくよくよ人

0
オブジェクト指向分析からVDM、VDMから実装へとプロセス毎の利用方法が明確に記載されているので、どうやって利用するのかが、わかりやすい。例としてあげているシステムも実践的で、興味が持てる。が翻訳はいまいち・・2015/09/30

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