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出版社内容情報
「誰もが、この沼に落ちる可能性がある」
「普通の人が、ある日突然、加害者にも被害者にもなるんです」
――平凡な男がマルチ商法によって家族を失うまでをリアルに描き、noteでの記事が大反響となったノンフィクションを書籍化。
小さなほころびからもろくも崩れ去った日常と、「マインドコントロールされた夫」「母親が信者」「100個の夢を持つ恋人」など、多様な被害者像から社会の現状を描く。
自身の体験と、7年かけて集めた被害者たちの声。
いま、ブラックボックスの蓋が開けられる!
悪質なマルチ商法に手を出し、巻き込まれてしまった人の未来は残酷だ。家族、恋人、友人、といった人間関係は必ずと言っていいほどに破壊されていく。(中略)
悪質なマルチ商法にハマり、騙されるのは個人の責任である。この社会は、そう思うことでこの問題を片づけた気になってきた。しかし、それは騙された人、つまり弱い立場に置かれ、困っている人の自尊心を傷つけ、沈黙させることであり、問題の先送りにしかなっていない。本書は、マルチ商法を「個人の問題」ではなく、「企業の問題」でもなく、「社会の問題」として捉えなおす試みでもあるのだ。 (「はじめに」より)
著者プロフィール
ズュータン
会社員。マルチ商法にハマっていた妻が、ある日突然娘を連れてマルチ商法の上位会員の家で生活をはじめる。それをきっかけに妻に何が起こっていたかを知るため、マルチ商法の情報収集と情報発信を開始。しだいに同じような境遇にある人たちの声が集まり、彼らの語りを記録する。その数は現在まで約70人。そのいくつかを公開した記事はnoteで30万PVを超え大きな反響を呼ぶ。
内容説明
マインドコントロールされた夫、母親が信者、100の夢を持つ恋人…。自身の体験と、7年かけて集めた被害者たちの声。いま、ブラックボックスの蓋が開けられる!30万PV、noteで大反響の壮絶ノンフィクション。
目次
第1章 妻がマルチ商法にハマり、家を出るまでの2年間(民生委員の女性に誘われて;「それでね、X社だったの」 ほか)
第2章 離婚調停―妻の身にいったい何が起きていたのか?(離婚調停の通知が届く;ママ友、近所の住人…、証言の数々 ほか)
第3章 SNSで被害を発信しはじめたら起こったこと―5人の被害者たち(燕さんと夫―2016年3月;群青色さんと親友―2016年3月 ほか)
第4章 マルチ商法と社会の闇(みんな当事者であることに気づかない;若者だけではない、金欲しさだけでもない ほか)
終章 家庭崩壊した僕が、今伝えられること(僕の会ったことのない、妻のお父さんとお母さん;妻がかなえたかったものは ほか)
著者等紹介
ズュータン[ズュータン]
会社員。マルチ商法にハマっていた妻が、ある日突然娘を連れてマルチ商法の上位会員の家で生活をはじめる。それをきっかけに妻に何が起こっていたかを知るため、マルチ商法の情報収集と情報発信を開始。しだいに同じような境遇にある人たちの声が集まり、彼らの語りを記録する。その数は現在まで約70人。そのいくつかを公開した記事はnoteで30万PVを超え大きな反響を呼ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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