Harvard business school press
キーストーン戦略―イノベーションを持続させるビジネス・エコシステム

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  • サイズ B6判/ページ数 316p
  • 商品コード 9784798112435
  • NDC分類 336.1
  • Cコード C0034

内容説明

従来の経営戦略論の外部環境とされてきた「産業(構造)」や「市場」に対して、本書では企業戦略の外部環境を企業の内外がシームレスに結びついた「ビジネスネットワーク」あるいは「ビジネス・エコシステム」(ビジネス生態系)というフレームワークから、戦略パターンを提示する。また、ビジネス・エコシステムにおけるキーストーン(リーダーシップ)戦略を明らかにし、支配的な企業やニッチ企業の戦略パターンを一般化する。ビジネス・エコシステムは、ダイナミックに構造変化する産業や市場の境界線をどう捉えるか、どのように企業戦略を展開していくか―現在進行形のテーマに対して大きな示唆を与える。

目次

ネットワークを再考する
第1部 エコシステムのフレームワーク(共有された運命;集合的な振る舞い)
第2部 エコシステム戦略(事業戦略;キーストーン;領主と支配者;ニッチ・プレイヤー)
第3部 競争のための三つの基盤(アーキテクチャ、プラットフォーム、標準;統合、イノベーション、適応;市場設計、オペレーション、競争;ビジネス生態学:破壊、進化、持続可能性)

著者等紹介

イアンシティ,マルコ[イアンシティ,マルコ][Iansiti,Marco]
ハーバード・ビジネス・スクール教授。製品開発マネジメント論と新規ベンチャー創出論の2つのコースを創設。1989年からTechnology & Operations Management facultyに参画。以来、100社以上の主要企業を対象に調査研究やコンサルティングを行なう。技術戦略とイノベーション・マネジメント、製品開発論の権威である

レビーン,ロイ[レビーン,ロイ][Levien,Roy]
マイクロソフトではプログラム・マネジャーおよびテクノロジー・アーキテクトとして活躍。ゲームの設計からプロダクト・アーキテクチャ、複雑性の進化から技術社会論まで幅広い関心をもつ。フォーチュン1,000企業を対象にした技術戦略と事業戦略の策定と実行を支援するコンサルティング・ファームKeystone Strategy,Inc.のプリンシパル・マネジャー。イアンシティが同社の創設者兼会長を務める

杉本幸太郎[スギモトコウタロウ]
株式会社アウトロジック(OUTLOGIC)代表取締役。日本電信電話株式会社より株式会社情報通信総合研究所に出向後、主にIPインフラや主要IT事業者に関する海外調査や政策研究、新規事業開発コンサルティング、産業イノベーションの調査研究に従事。専門はイノベーション。東日本電信電話株式会社を退職後、2006年4月より現職。クライアント企業向けのコンサルティング・リサーチや新規事業開発支援を手掛けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kj

0
色々と示唆に富む本でした。生態学の考え方に事業経営をあてはめ、エコシステムの構築もしくは適応化と、そのエコシステムにおいてキーストーン(たぶん能動的な行動がエコシステムの進む方向に影響を与えられる存在)になるべきだという指摘をしていると思われますが、疲れた頭で読んでいたので、ちょっと違うかもしれません。 なお、プラットフォーム等の概念とかなり近いと思われますが、違いがよく解りませんでした。 いずれにせよ、エコシステムやプラットフォームなどの最近よく聞く概念は、外部の経営資源を効率よく利用することで事業の成2012/03/26

りくるー

0
修論のテーマがビジネス・エコシステム関連だったので読んだ。考え方の概要はわかるが、学術書ではないため理論的な解釈や議論の背景までは踏み込んでおらず、別途論文を探して読んだ。

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