内容説明
IT投資が減速傾向にあるなか、提案力強化や提案人材の育成がベンダーの重要な経営課題となつています。その背景には、システム提案競争の厳しさが増していることがあげられます。顧客が、システム発注にかかわる制度を充実させていることも見逃せません。その影響もあり、これまで付き合いがあったベンダーへの特命受注が減り、競争入札が増えています。しかし、このような状況下でも、常に高い勝率を誇るベンダーやコンサルティング会社、提案者が存在します。なぜ、彼らは高い勝率を維持できるのでしょうか。本書では、提案で成功している企業・人が共通して身につけているノウハウを19のポイントに整理して、その手法と活用方法を紹介します。
目次
序論 現状認識―厳しさが増す提案競争に勝つためのポイントがある
原則1 引き合い前の活動―競争相手よりも先にテーマを見つけ、充実した準備を行なう
原則2 新たなテーマの創出―自社の実績とシステムベンチマークから、新たなテーマを生み出す
原則3 提案1―経営課題を解決し、経営に貢献するシステムを提案する
原則4 提案2―知見を結集し、差異化・信頼獲得を行なう
原則5 提案3―提案したものを失敗せずに実現する方法を盛り込む
原則6 日頃の準備1―自社の強みを最大限引き出す仕組みを完成させる
原則7 日頃の準備2―事例の知識と行動規範を充実させ、提案競争に勝つ
著者等紹介
野間彰[ノマアキラ]
株式会社アクト・コンサルティング取締役。1958年生まれ。野村総合研究所、経営コンサルティング部門を経て現職。製造業、情報サービス産業などを中心に、経営戦略、事業戦略、業務革新に関わるコンサルティングを行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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