内容説明
本書は、Oracle Database 10gを効率良く運用するための実践機能ガイドです。過去のデータを参照したり更新前の状態にDBを戻せる「フラッシュバック」、メモリや表領域、SQL文などの最適化を支援する各種「アドバイザ」などの使い方/使いどころから、導入作業が難しいとされるRAC(Real Application Clusters)の環境構築までをやさしく解説。実際の作業画面を見ながら、具体的な操作はもちろん、管理者がはまりがちな落とし穴や、それを回避する知識/ノウハウも丁寧に説明した、Oracle管理者必携の1冊です。本書は月刊DBマガジンの人気連載「Oracle 10g真剣勝負」を編集/再構成し、書籍としてまとめたものです。
目次
1 Oracle Database 10gの世界(Oracle Database 10gの新機能概要)
2 フラッシュバック機能で安心運用(データベース管理はブラウザで;フラッシュバック機能の特徴;テーブルの状態を過去に戻すには;UNDO管理とフラッシュバックデータベース)
3 10g流パフォーマンスチューニングの極意(AWRとADDMでDBの情報を集中管理;もうメモリのチューニングに悩まない;SQLパフォーマンスの分析;SQLチューニングの実践;ADDMとセグメントアドバイザ)
4 障害対策とバックアップ/リカバリ(障害復旧にかかる時間を設定する;Enterprise Manager 10gによるバックアップ;Enterprise Manager 10gによるリカバリ)
5 RACに挑戦(RACとは;RACのシステム環境を整える;RACの設定と運用上の注意点)
著者等紹介
一志達也[イチシタツヤ]
1974年11月、三重県伊勢市生まれ。国立高専卒業後、地元のSI企業に就職。AccessやVisual Basicを中心としたプログラム開発に従事。Oracle R7.1と出会う。1年半後に転職し、名古屋へ移住。オラクル認定インストラクターやサポート業務、営業支援など幅広い業務に従事した後、再度転職をして上京。現在、日本オラクル株式会社勤務。主にデータベース製品のプロダクトマーケティングを担当している。本業の傍ら「DBマガジン」等での執筆活動も精力的に行なう。技術者らしからぬ技術者として、技術に裏打ちされた提案や企画、コミュニケーションなどを大切にしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。