出版社内容情報
本書は月刊DB Magazineの人気連載「やっぱり役立つ PL/SQL徹底活用講座」を加筆・再編集し、書籍としてまとめたものです。PL/SQLは、データベースの操作言語SQLを拡張したプログラミング言語で、Oracleデータベース内部で動作します。本書では、PL/SQLプログラミングの基礎を学ぶとともに、例外処理、ストアドプログラムなどの応用的な利用法を段階的に解説していきます。また、Oracleに備わるPL/SQLのユーティリティパッケージの利用やデバッギングのコツなどについても、解説を加えました。PL/SQLを基礎から解説した入門書として、オラクルマスター「PL/SQL」試験の副読本としてもご利用いただけます。
【目次】
パート1 PL/SQLの文法
Chapter 1 PL/SQLの特徴と使い方を理解しよう
PL/SQLとは
PL/SQLを使うメリット
PL/SQLの欠点とは?
PL/SQLを使うシチュエーション
まとめ
Chapter 2 PL/SQLの基本構造を覚えよう
PL/SQLの書き方
PL/SQLブロックと構造
変数の扱い方
まとめ
Chapter 3 PL/SQLの制御構造を覚えよう
データ型の違いはエラーになる?
属性で変数の宣言を楽にする
命名規則と記述規則
制御構造の書き方
まとめ
Chapter 4 カーソルと配列
復習
カーソルとは
多次元変数の宣言(ユーザー定義のデータ型)
多次元変数
カーソル処理を行う命令
まとめ
Chapter 5 カーソル処理の応用
カーソルFORループ
カーソルFORループの動作
カーソルFORループでのレコード型変数の特徴
カーソルFORループでのメリットとデメリット
暗黙カーソルと明示カーソル
バルクバインドを使う
まとめ
Chapter 6 例外処理部
例外処理部とは
例外発生時の処理の流れ
例外ハンドラ
複雑な例外処理
まとめ
パート2 サブプログラムとストアドプログラムの作り方
Chapter 7 サブプログラムを作成する前に
サブプログラムの必要性
どんなときに作るのか(関数とモジュール)
サブプログラムのメリット
サブプログラムの作り方(概要)
まとめ
Chapter 8 ファンクションとプロシージャ
ファンクションとプロシージャ
サブプログラムの作り方
プロシージャの引数と返り値
ファンクションの引数と返り値
呼び出し方法
引数の省略(デフォルト値)
まとめ
Chapter 9 ストアドプログラム
サブプログラムの弱点
他の言語の解決法
データベースならではの解決法
ストアドプログラムを利用する権限
ストアドプログラムのメリット
ストアドプログラムの種類
Javaストアドって何?
まとめ
Chapter 10 ストアドの作成とパッケージ
ストアドプロシージャの定義
SQL*Plusでの作成方法
ストアドファンクションの作成方法
パッケージとは
パッケージの特徴
まとめ
Chapter 11 パッケージの作成と利用
同じ名称のオブジェクトを作る
パッケージ作成の基本
パッケージ仕様部の作成
パッケージのもう1つのメリットは?
パッケージ本体部の作成
プロシージャやファンクションだけではない?
オーバーロード
まとめ
Chapter 12 トリガーの作成
トリガーとは
トリガーを使う場面
トリガーを実行する単位(文単位か行単位か)
トリガーを実行するタイミング(AFTERかBEFOREか)
トリガーの作成方法
トリガーの管理
まとめ
パート3 ユーティリティパッケージの使い方
Chapter 13 ユーティリティの利用(1) STANDARDパッケージ、UTL_FILEパッケージ
ユーティリティパッケージとは
縁の下の力持ち「STANDARD」
開発に役立つユーティリティ「UTL_FILE」
まとめ
Chapter 14 ユーティリティの利用(2) 動的SQL(DBMS_SQLパッケージ)
開発に役立つユーティリティ、DBMS_SQL
DBMS_SQLパッケージの応用
まとめ
Chapter 15 ユーティリティの利用(3) デバッグやDB管理に役立つパッケージ
PL/SQLのデバッグに役立つユーティリティ
データベース管理に役立つユーティリティ
データベース運用に役立つユーティリティ
まとめ
パート4 付録
PL/SQLの業務への応用
【例外想定】メンバーズカード陰影企業の会員獲得業務
【例外 1-1】月次処理の作成
【例外 1-2】パフォーマンスを考慮した処理
PL/SQLの使いこなしを考える
エンドユーザーのさまざまな要望
デバッグのコツを掴む
まとめ
内容説明
本書では、PL/SQLプログラミングの基礎を学ぶとともに、例外処理、ストアドプログラムなどの応用的な利用法を段階的に解説。また、Oracleに備わるユーティリティパッケージの利用やデバッギングのコツなどについても解説を加えた。
目次
1 PL/SQLの文法(PL/SQLの特徴と使い方を理解しよう;PL/SQLの基本構造を覚えよう;PL/SQLの制御構造を覚えよう;カーソルと配列;カーソル処理の応用;例外処理部)
2 サブプログラムとストアドプログラムの作り方(サブプログラムを作成する前に;ファンクションとプロシージャ;ストアドプログラム;ストアドの作成とパッケージ;パッケージの作成と利用;トリガーの作成)
3 ユーティリティパッケージの使い方(STANDARDパッケージ、UTL FILEパッケージ;動的SQL(DBMS SQLパッケージ)
デバッグやDB管理に役立つパッケージ)
4 付録(PL/SQLの業務への応用)
著者等紹介
一志達也[イチシタツヤ]
1974年11月、三重県伊勢市生まれ。国立高専卒業後、地元のSI企業に就職。AccessやVisual Basicを中心としたプログラム開発に従事。OracleR7.1と出会う。1年半後に転職し、名古屋へ移住。オラクル認定インストラクターやサポート業務、営業支援など幅広い業務に従事した後、再度転職して上京。現在、TIS株式会社勤務。Oracle E‐Business Suiteでのシステム構築を中心とした部門にて、テクニカルコンサルタントを務める
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。