OOP foundations
JavaとUMLで学ぶオブジェクト指向の考え方―オブジェクト指向分析・設計入門

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  • サイズ B5判/ページ数 223p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784798102122
  • NDC分類 007.64
  • Cコード C3055

出版社内容情報

すべてのオブジェクト指向技術を学ぶための、基礎となる1冊です。本書は、数多いオブジェクト指向技術の根底となっている「オブジェクト指向の考えかた」を真正面からとらえ、容易に解説しています。豊富なイラストと理解しやすい例で、基礎から技術的に高度なトピックまで、明瞭に解説します。コード例はJavaとUMLで書かれていますので、最新のオブジェクト指向技術を身に付けたい技術者に最適です。

【目次】

第1章 オブジェクト指向のコンセプト

1.1 手続き型プログラミングとオブジェクト指向プログラミング
1.2 オブジェクト指向プログラミングと手続き型プログラミングの相違点
   手続き型プログラミング
   オブジェクト指向プログラミング
1.3 オブジェクトとは何か?
   オブジェクトのデータ
   オブジェクトの振る舞い
1.4 クラスとは何か?
   クラスはオブジェクトのテンプレートである
   属性
   メソッド
   メッセージ
1.5 UMLを使ってクラス図をモデル化する
1.6 カプセル化
   インターフェイス
   実装
   実世界のインターフェイス/実装パラダイム
   Javaのインターフェイス/実装パラダイム
1.7 継承
   スーパークラスとサブクラス
   抽象化
   is-a関係
1.8 ポリモーフィズム
1.9 コンポジション
   has-a関係
1.10 まとめ

第2章 オブジェクト指向的な考え方

2.1 インターフェイスと実装の違いを理解する
   インターフェイス
   実装
   インターフェイスと実装の例
2.2 抽象的に考えてインターフェイスを設計する
2.3 ユーザーには最小限のインターフェイスを提示する
   ユーザーの指定
   オブジェクトの動作
   環境による制限
   パブリックインターフェイスの指定
   実装の特定
2.4 まとめ
   参考文献

第3章 高度なオブジェクト指向の概念

3.1 コンストラクタ
   コンストラクタが呼び出されるとき
   コンストラクタの内部
   デフォルトコンストラクタ
   複数のコンストラクタの使用
   コンストラクタの設計
3.2 エラー処理
   不具合を無視する
   不具合を調べてアプリケーションを終了する
   不具合を調べて回復を試みる
   例外をスローする
3.3 スコープの概念
   ローカル属性
   オブジェクト属性
   クラス属性
3.4 演算子のオーバーロード
3.5 多重継承
3.6 オブジェクトの操作
3.7 まとめ
   参考文献

第4章 クラスの構造

4.1 クラスの名前
4.2 コメント
4.3 属性
4.4 コンストラクタ
4.5 アクセッタ
4.6 パブリックインターフェイスメソッド
4.7 プライベート実装メソッド
4.8 まとめ
   参考文献

第5章 クラス設計のガイドライン

5.1 パブリックインターフェイスの決定
   実装の隠蔽
5.2 確実なコンストラクタとデストラクタの設計
5.3 エラー処理を考慮したクラスの設計
   クラスの文書化とコメントの使用
   ほかのオブジェクトとの協調を考慮したクラスの構築
5.4 再利用性を考慮した設計
5.5 拡張性を考慮した設計
   わかりやすい名前をつける
   移植不可能なコードの分離
   オブジェクトのコピー方法と比較方法の提供
   スコープをできる限り小さく保つ
   クラスは自分に責任を持つ
   オブジェクトのシリアル化とマーシャリング
5.6 保守性を考慮した設計
5.7 オブジェクトの永続性
   反復
   インターフェイスのテスト
5.8 まとめ
   参考文献

第6章 オブジェクトを使った設計:ソフトウェア開発プロセス

6.1 設計のガイドライン
   適切な分析
   作業明細の作成
   要件の収集
   ユーザーインターフェイスのプロトタイプの開発
   クラスの識別
   各クラスの役割の決定
   クラス間の対話方法の決定
   システムを記述するクラスモデルの作成
6.2 ブラックジャックの例
   CRCカードの使用
   ブラックジャックのクラス識別
   クラスの役割の識別
   UMLユースケース:コラボレーションの識別
   CRCカードの初期状態
   UMLクラス図:オブジェクトモデル
   ユーザーインターフェイスのプロトタイピング
6.3 まとめ
   参考文献

第7章 継承とコンポジション

7.1 継承
   汎化と特化
   すべては設計で決まる
7.2 コンポジション
   UMLによるコンポジションの表現
7.3 カプセル化がオブジェクト指向の基礎である理由
   継承がカプセル化を損なう理由
   ポリモーフィズムの詳細な例
   オブジェクトは自分に責任を持つ必要がある
7.4 まとめ
   参考文献

第8章 フレームワークと再利用:インターフェイスと抽象クラスを使った設計

8.1 コードの再利用
8.2 フレームワーク
8.3 契約
   抽象クラス
   インターフェイス
   契約の締結
   システムのプラグインポイント
8.4 eビジネスの例
   eビジネスの問題点
   再利用しないアプローチ
   ビジネスのソリューション
   UMLオブジェクトモデル
8.5 まとめ
   参考文献

第9章 オブジェクトの構築

9.1 コンポジション関係
9.2 段階的なな構築
9.3 コンポジションの種類
   集約
   関連
   関連と集約の併用
9.4 依存関係の回避
9.5 多重度
   任意の関連
9.6 すべてを使用した例
9.7 まとめ
   参考文献

付録A 本書で使用したUMLの概要

A.1 UMLとは
A.2 クラス図の構造
A.3 属性とメソッド
A.4 アクセス指定
A.5 継承
A.6 インターフェイス
A.7 コンポジション
A.8 多重度
A.9 まとめ

付録B オブジェクト指向言語の進化

B.1 オブジェクト指向言語
B.2 新しい言語が生まれる理由
B.3 最先端の言語の条件
B.4 まとめ

内容説明

本書では、オブジェクト指向の思考プロセス全般について説明する。オブジェクト指向技術への理解を一気に深めたいプログラマのために、プログラマによって書かれ、オブジェクト指向プログラミングに対するソリューション指向のアプローチを紹介する。

目次

第1章 オブジェクト指向のコンセプト
第2章 オブジェクト指向的な考え方
第3章 高度なオブジェクト指向の概念
第4章 クラスの構造
第5章 クラス設計のガイドライン
第6章 オブジェクトを使った設計:ソフトウェア開発プロセス
第7章 継承とコンポジション
第8章 フレームワークと再利用:インターフェイスと抽象クラスを使った設計
第9章 オブジェクトの構築

著者等紹介

ワイスフェルド,マット[ワイスフェルド,マット][Weisfeld,Matt]
COBOL、Pascal、C、C++、Smalltalk、Javaなどを使用するソフトウェア開発の専門家、あるいはプロジェクトマネージャとして18年以上の経験を持つ。3つの大学でコンピュータサイエンスの教官として学生の指導にあたる。現在は、米国クリーブランド州立大学でJavaプログラミングとプロジェクト管理の講義を担当。また、Greater Cleaveland PCユーザーズグループのJava分科会のリーダーでもある

萩本順三[ハギモトジュンゾウ]
株式会社豆蔵取締役副社長CTO。株式会社エヌジェーケーにて、オブジェクト指向開発を行うチームOTG(オブジェクトテクノロジグループ)を設立し、さまざまなアプリケーションツールをオブジェクト指向にて開発。分散オブジェクト環境HORBのVer2.0開発リーダーを勤め、HORBオリジナル開発者の平野博士(産総研)とともに、Ver2.xコア・アーキテクチャを確立。2000年、ソフトウェアエンジニアリングをオブジェクト指向技術により提供するというビジネスにチャレンジしようと、株式会社豆蔵現社長である羽生田栄一と意気投合し、同社設立に参加する。現在は、豆蔵経営の他、教育、コンサルティング、R&Dに従事し、後進の指導にあたっている。また、Webサービス関連の開発研究の推進役として、Java、.NET環境をターゲットとした事例開発、コースウェア開発に励んでいる。分散オブジェクト技術HORBのオープンソースプロジェクトの開発リーダーを務め、日曜Javaプログラマとしても活躍。@IT Java Solutionフォーラムの技術顧問
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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yk

0
整理のため再読。2011/03/26

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