出版社内容情報
なぜ企業の業績は、長期にわたりマーケットの期待通りの成長を達成できないのか?マッキンゼー&カンパニーのシニアパートナー兼ディレクターが指南する経営組織変革のプロセス!
『イノベーションのジレンマ』のクリステンセン教授絶賛!現在の日本企業は、製造業の凋落、金融システム不安、新規事業の行き詰まりなどを抱え、さらにグローバル競争の激化やIT革命などの環境変化にさらされている。本書は、マーケットの期待にこたえるために「創造的破壊」を受け入れなければいけないとし、前半はそのロジックや背景の理解に重点を置き、後半は組織デザインの方法、権限付与のやり方、リスク把握の方法、変革実施のステップ構築などを実践的なケーススタディとともに解説している。現在の日本の企業にとって重要な経営課題を提議する一冊。
内容説明
過去38年、1008社の長期にわたる企業業績を分析、経済動向もあわせて徹底調査―弾き出された企業の浮き沈み。日本企業はなぜ「ダメ」なのか、そのヒントは本書にある。『イノベーションのジレンマ』のクリステンセン教授絶賛の書、待望の邦訳。
目次
創造的破壊という競争
断絶の時代の生き残りと業績
創造的破壊はどのように作用するか:イースト・リバー貯蓄銀行の運命
企業文化による束縛
管理対創造―ストレージ・テクノロジー社の例
破壊という嵐
破壊と創造のバランス
変化のために
創造的破壊をリードする
創造を一〇倍にする
コントロール、権限委譲そしてリスク
変化のスピードと規模にあわせる
創造的破壊は普遍的に存在する
著者等紹介
フォスター,リチャード[フォスター,リチャード][Foster,Richard]
マッキンゼー&カンパニーのシニアパートナーであり、ディレクター。企業イノベーション分野の第一人者
カプラン,サラ[カプラン,サラ][Kaplan,Sarah]
マッキンゼー&カンパニーで、イノベーションと技術マネージメントの専門家として長年勤務
柏木亮二[カシワギリョウジ]
1972年福岡生まれ。1996年、東京大学経済学部経済学科卒業。その後某大手シンクタンクで、産業財マーケティングから情報通信産業の事業戦略立案、新規事業戦略立案などを節操なくカバー
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