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出版社内容情報
ソニー、ヒューレットパッカード、インテル、NEC、NTTコミュニケーションズなどIT系企業がすすめている新しい企業間サプライ・チェーン・マネジメント「ロゼッタネット」の全てを著した本邦初の解説書!ロゼッタネットとは1998年にアメリカで設立され、おもにIT系企業間(各メーカー、卸、小売業など)のネットワークをインターネットベースでやりとりの形式を統一させようという新しいサプライ・チェーン・マネジメントです。現在、日本を含めたアジア、ヨーロッパ、南北アメリカなど世界中に参加企業の輪を広げて400を超える企業がこのプロジェクトに参加しています。日本ではソニー、NEC、富士通、NTTコミュニケーションズ、ヨドバシカメラ、大塚商会など90社ほどが参加し、業種を超えたネットワークが広がっています。本書は現在各社がすすめている事例を図解形式で紹介し、eコマースの基礎からロゼッタネットの概要を学べます。
【目次】
第1章 ロゼッタネットの登場
急速に拡大する電子商取引
パソコンが消費者の手に渡るまで
基幹産業から広がる電子商取引
企業間取引の複雑なやりとりを電子化
求められる企業間商取引の新たな枠組み
サプライチェーンとは?
サプライチェーンの全体最適化を実現するSCM
取引情報の交換を電子化したEDI
インターネットを契機に進化するEDI
IT時代の電子商取引
インターネット時代のオープンなデータ形式
電子商取引の「標準」の開発
第2章 グローバルSCMモデル「ロゼッタネット」
XMLによる企業間電子商取引の標準化活動
標準の本命ロゼッタネットの登場
広範囲に影響を与えるロゼッタネット規約
デルコンピュータのビジネスモデル
ロゼッタネットのビジネスモデル
水平連携モデル、そしてiHUBへ
ロゼッタネットでSCMが変わる
新たな電子市場とロゼッタネット
ロゼッタネット参加の意義
スピードを重視した標準化活動
情報システムを活用する新たな経営手法
SCMからバリューチェーン・マネジメントへ
チェーン間で実在庫を共有する
バーチャル企業実現の可能性を拓く
ロゼッタネットで実現するグローバルな経営
第3章 ロゼッタネット誕生の背景と組織
ロゼッタネット誕生の背景
ロゼッタネットの命名者とそのリーダーシップ
ロゼッタネットの構想と組織
顔をそろえた世界のハイテク企業
グローバル化するロゼッタネット
ロゼッタネットジャパンの設立
ロゼッタネットジャパンの目的と役割
ロゼッタネットジャパンの組織
続々と増え続ける会員企業
第4章 急ピッチで進む実用化
幅広いビジネス領域をカバー
リアルなビジネスプロセスに照準を当てる
商取引で交換される”文書”を電子化する
インターネットでの通信を実現するインフラ
円滑な取引を可能にする用語の統一
業務プロセスへの改善効果
オープンで民主的、開発スピードを重視
ダンスからライブへ、着々と進む実用化
大塚商会のサプライチェーン構築事例
富士通と京セラの、注文から契約成立までの事例
インテルと米国企業、インテルと日本企業の実例
ソニーとインテル、サムソンの事例
NECと日本航空電子の実例
SAPジャパンとヨドバシカメラの事例
第5章 ロゼッタネットが拓く新たな地平
ビジネスを視野に入れ標準開発を加速
PIPの実装水準を明確化
グローバル化に合わせた開発方法の変更
教育、サポート、Eコンサートミーティング
IECによるデジュール型標準化の例
オープンなデファクト型標準
ロゼッタネットはビジネス環境を創造する
ロゼッタネットを導入するには
ロゼッタネットは企業の変革をもたらす
ロゼッタネットが企業に根づくために
企業を超えた協業の時代
内容説明
本書は、ロゼッタネットをまだご存知ない企業やビジネスマンにとって、全体像を分かりやすく理解するための格好の書。B2Bと呼ばれる企業間商取引の全体像から解説を始め、技術的な概要やビジネスモデルの解説など現在のECを取り巻く状況を理解するのにも役立つ資料となっている。
目次
第1章 ロゼッタネットの登場
第2章 グローバルSCMモデル「ロゼッタネット」
第3章 ロゼッタネット誕生の背景と組織
第4章 急ピッチで進む実用化
第5章 ロゼッタネットが拓く新たな地平
著者等紹介
吉川英一[ヨシカワエイイチ]
ロゼッタネット・ジャパン代表。日本電気株式会社取締役専務
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。