トリコロールと日の丸―「親日」フランスの謎を解く

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トリコロールと日の丸―「親日」フランスの謎を解く

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  • サイズ 46判/ページ数 248p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784798074412
  • NDC分類 302.35
  • Cコード C0095

出版社内容情報

滞仏50年近くにおよぶ知仏家の著者が、なぜフランス人はこれほど日本好きなのか。これまでほとんど指摘されることのなかった文化の深層へ切り込んでその本質を語ります。
本書の最大の特徴は、なぜ、いつからフランスは「親日」になったのか、一般的に知られている解釈とは違う理由を提示している点です。一般には19世紀後半に始まるジャポニスムの影響でフランス国内での日本文化への価値が上がったのだと考えられていますが、それはあくまで表層で、本質的には両者には奇妙に通底する奥深さがあったといいます。それがフランスの場合、ローマに支配されないカトリック国としての「ユニヴァーサリズム(普遍主義)」で、それが日本のどんなものでも受け入れることができる「なんでもあり」の懐の深い文化と通底していました。それは効率・勤勉・率直さが一番の価値を持つアメリカ的な文化とは対極にあったものとも言えます。
サブカルチャー、音楽、スポーツ、政治、ライフスタイル、言語を横断しながら、日仏相愛の秘密を探る本書は、これからの世界の中の日本の立ち位置を考える上にも示唆に富む1冊となるでしょう。
カバー画・本文イラスト=じゃんぽ~る西。

【目次】
第1章 日本とフランス、相愛の理由
第2章 日本発サブカルチャーの圧倒的威力
第3章 アメリカが大嫌いなフランス人
第4章 日仏相似の奥に潜むもの
第5省 フランス・バロックと能

内容説明

この本は、半世紀に及ぶ自分の体験と試行錯誤を振り返りながら、世にも不思議な日本とフランスの相愛の秘密とその意味について語り、両者の関係から見えてくる「西洋世界」における日本の立ち位置についてあらたに探ろうとするものだ。日本を見てフランスを知り、フランスを見て日本を知るという繰り返しの中で養われた生き方の指針が、互いの友情を育む一端になることを願ってやまない。

目次

第1章 日本とフランス、相愛の理由(無視と視線―遠い日のカルチャーショック;「欧米」と「日本」の狭間で揺れた振り子 ほか)
第2章 日本発サブカルの圧倒的威力(アメリカという補助線;フランスに今も残る「アメリカのおじさん」という言い方 ほか)
第3章 アメリカが大嫌いなフランス人(アメリカの無差別空爆で死んだフランス人が何人もいる;戦争と人種差別 ほか)
第4章 日仏相似の奥に潜むものは何か(日仏美学の親和性;日仏はともに「宗教帰属」で無関心がデフォルト ほか)
第5章 フランス・バロックと能(フランス・バロック音楽との出会い;ハイコンテクスト文化 ほか)

著者等紹介

竹下節子[タケシタセツコ]
比較文化史家・バロック音楽奏者。東京大学大学院比較文学比較文化専攻修士課程修了。同博士課程、パリ大学比較文学博士課程を経て、高等研究所でカトリック史、エゾテリスム史を修める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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tetsubun1000mg

11
日本を旅行中の外国人観光客に日本食を食べてもらうYouTube「Momoka japan」をよく見ていて、フランス人で日本のアニメやマンガファンが多いので気になっていた。 フランス人はフランス語を話さない旅行者にはまともに対応してくれないという印象を持っていたが、どんな人種でもフランス語で会話するとフランス人とみなされるという多様性を持っているらしい。 フランス革命後に共和国を興す際に「自由・平等・博愛」を国是としたことと地理的に多民族を受け入れていたことに起因するという。 非常に興味深い考察でした。 2025/05/08

Go Extreme

4
ワインの水割りを飲む子供たち フランス語に宿るアイデンティティ パリで熱読した司馬遼太郎 欧米と日本の狭間 広がる日本人意識 日仏交流の起点ワーホリ 絶対王政に根差す国家意識 神の子平等主義 マンガ消費大国フランス 再燃するジャポニスム 複雑系を抱える両国文化 浮世絵に共鳴した印象派 点還元の日本美術感性 観客不在では成立しない芸術 細部の洗練を極める表現 仏像と共存する演奏空間 強制なき従順の日本的状況 ゆるみの空気を保つフランス 祝福を本質とする能 音とリズムで彫る空間2025/05/10

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