出版社内容情報
企業を取り巻く環境は常に変化し、未来は予測不能な不確実性に満ちています。科学技術の進歩やグローバルな競争環境により、あらゆる業界の企業が影響を受け、その結果、製品やサービスが均一化し、市場は飽和状態になっています。
本書は、これまでのブランディングの解説書とは異なり、ステークホルダーの視点と、リスクマネジメントの視点を取り入れていることが大きな特徴です。
今やブランディングは、企業や組織そのものを対象として、経営者、社員、顧客、取引先、株主、地域社会など、すべてのステークホルダーを対象にした全方位のブランディングが求められています。そして、リスクマネジメントもブランディングに欠かせません。成長を目指す企業はさまざまなリスクに直面します。リスク情報を適切に扱い、経営危機を回避するための対策が求められています。
さらに競争社会で差別化を図るため、感性に訴えるブランディングの重要性を解説します。インターネットの普及により情報が氾濫する中、企業は表面的な情報だけでなく、真の姿を見せる必要があります。また、金融資本主義や株主至上主義の終焉、SDGsブームによる新たなブランディングのアプローチも取り上げています。
本書では、これらの視点を総合的に理解し、実践するための基礎知識と理論を提供しており、経営者やブランディング担当者にとって必読の一冊です。
内容説明
ブランディング責任者&経営者のための基礎知識。顧客や社員、報道機関などに長く愛される施策を解説!企業の魅力を生み出す情熱&こだわり。経営の本質を解き明かす8つの軸。ブランドを構成する機能的/情緒的価値。企業における情報発信の現状と傾向。効果的なニュースルームの活用方法。成功の鍵は「舞台裏の見える化」
目次
第1章 企業の本質と役割
第2章 ブランディングの本質を明らかにする
第3章 ブランディングを始める前に
第4章 実践編(1) ブランディングの現状診断と魅力の洗い出し
第5章 実践編(2) ブランディング推進エンジンの仕組み
第6章 実践編(3) 真のブランディングがもたらす企業の未来、社会の未来
著者等紹介
荒木洋二[アラキヨウジ]
株式会社AGENCY ONE代表取締役。広報PRコンサルタント。中小・中堅企業、スタートアップを対象に広報・ブランディングの内製化を支援する「広報人倶楽部」主宰。広報PR歴27年。中小・中堅企業を中心に、広報戦略立案、記者発表会開催、個別インタビュー設定、プレスリリース作成、社内報・広報誌作成など、広報活動全般を支援。創業以来、「広報=『企業の人格』形成」を信条に、広報人材育成にも取り組むとともに、1000社近くの経営者に広報・ブランディングの真髄を指南している。また、リスクマネジメント専門人材を育成する、NPO法人日本リスクマネジャー&コンサルタン卜協会(略称:RMCA、1993年12月設立)の事務局長に2004年就任。理事・副理事長を経て、2013年より理事長に就任し、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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