出版社内容情報
電力・ガス業界は、東日本大震災をきっかけに大きく変化しています。これまでの発送電一貫体制が見直され、供給中心ではなく顧客の視点に立った総合エネルギー事業へ切り替わりつつあります。本書は、電力・ガス業界の基礎知識から最新の技術、各電力会社のポジションと戦略を解説した業界入門書です。業界人はもちろん、就職・転職志望者に役立つ情報が満載です。
内容説明
業界人、就職、転職に役立つ情報満載。脱炭素社会・時代を生き残るエネルギー事業とは。
目次
第1章 東日本大震災と福島第一原発事故
第2章 電力・ガス業界の変遷と現状
第3章 電力・ガス事業の新しい技術
第4章 地球温暖化問題
第5章 原子力発電
第6章 化石燃料と再生可能エネルギー
第7章 電力・ガス各社のポジションと戦略
第8章 2050年に向けたシナリオ
著者等紹介
本橋恵一[モトハシケイイチ]
Energy Shift編集マネージャー/afterFIT研究所・シニアリサーチャー。1962年生、東京都出身、茨城大学理学部生物学科卒。2019年~、株式会社afterFITで現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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氷柱
3
983作目。7月1日から。タイムリーな分野なので概要だけでも知ろうと思い手に取ってみた。この15年近くのエネルギー業界のトレンドが記されている。毎年のようにひっ迫しつつある料金体系の根本には一体何があるのか、時事問題にもつながってくる途方もない脈絡が見え隠れする。継続して動向を追っておかないとあっという間に置いて行かれる。2023/07/03
なーちゃま
2
個社の分析があるのは非常に助かる。北陸電力の水力発電20%は驚いた。天然ガスが電源の大半を占めるのは中三社だけで他電力は未だに石炭依存。都市ガスは国土の6%のみしか占めていない。都市ガスはLNGからできていて将来的にはメタネーションで発生したものも通したい。ガス事業は電力よりも地域密着型。JERAは元々東電と中電の燃料調達部門だが今は火力発電も担当している。2024/10/06
kk
2
電力業界について詳しく触れている。電力は気候変動対策の要であり、次世代に地球を繋ぐためにいかにして再生エネルギー転換を進めるかが重要であり、各技術、電力市場の概況を学ぶ上でとても勉強になった。一方、ガス業界については詳しく触れていない。2024/02/18
Tsubasa-1125
0
仕事で業界知識が必要になり手にした一冊。 久しぶりに新しい業界を学んだ。社会インフラとして不可欠な存在であり、原子力発電を中心として環境保全とのバランスや国内では電力自由化などの中でビジネスをしていく必要がある。2024/07/30
きっちょ
0
ガス業界の勉強。市場規模や複雑さの差なのか電力関連の記述がほとんど。でも天然ガス市場の動向やシェール革命等は勉強になった。2023/10/14