出版社内容情報
高校教科書の生物を学びなおしたい人のための入門書です。現在、高校の生物の授業は総合科目「科学と人間生活」、専門科目の基礎「生物基礎」、上級「生物」となっています。
本書では1章で「個体」、2章で「細胞」、3章で「遺伝子DNA」を解説するなど限られた時間で理解しやすいように工夫された授業のように構成を考えました。3章まではミクロな方向へ進んでいますが、4章には生物群や
生態系などマクロな方向への知識をまとめていますので、視点を変えて一息つくこともできます。
読者の方が学んでいた20世紀とは大きく変わった生物を、新鮮な気持ちで学びなおすことができます。
第1章 私たちの体を知る
第2章 細胞と核
第3章 遺伝子DNA
第4章 進化と生態系
内容説明
こんな人におすすめ。いまどきの高校教科書から生物を学びたいオトナ。学校でどう教えたらよいかヒントがほしいセンセー。グローバルに活躍できる人材になれる!!
目次
第1章 私たちの体を知る(ヒトの体;胃腸と消化系 ほか)
第2章 細胞と核(細胞の発見;細胞小器官 ほか)
第3章 遺伝子DNA(遺伝子の本体;ゲノムの本体 ほか)
第4章 進化と生態系(生命の始まり;原始細胞 ほか)
著者等紹介
夏緑[ナツミドリ]
神戸大学農学部卒業、京都大学大学院理学研究科博士課程修了。日本分子生物学会会員。宇宙作家クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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アルカリオン
7
p12 人体を構成する11の器官系。1消化系、2排出系、3循環系、4呼吸系、5神経系、6感覚系、7骨格系、8筋肉系、9外皮系、10内分泌系、11生殖系。2024/08/17
Greeting
1
高校生の頃学んだことが出てきた。又、遺伝の分野がかなり進んでいて驚いた。2025/07/08
Shinjuro Ogino
0
たかが高校生の教科書と思ったが難しい。しかし面白い。まず昔と違って驚いたことを2点。a)味覚地図(舌の場所によって感じる味覚が違う)は無い、どの場所も同じ。b)進化論は、前の目的論、用不用説、自然淘汰説は誤りで、現在は中立説が主流。その他。・2016年に米国でJCVI-syn3Aという人工生命体が作られた。マイコプラズマ細菌のゲノムを取り除き人工合成のDNAを入れて、継続的に分裂するようにしたもの。・温州ミカンは、400年前の突然変異、種ができない。・八重咲は、おしべめしべが花弁になったので種ができない。2022/11/09
minn
0
○研究が随分進んでいておもしろい2023/11/02