出版社内容情報
保育士、幼稚園教諭など、幼児の教育関係者向けに、「気になる子」の発達支援についてシュタイナー治療教育の視点から解説し、発達に問題のある子どもや、配慮の必要な子どもをどうアセスメントし、どう接すればよいのかについて教える実用書です。
内容説明
こだわりが強い子、パニックを起こす子、じっとしていられない子、攻撃的な子etc.「困ったこと」はメッセージ。あるがままにとらえれば輝く個性が見えてくる!
目次
第1章 「気になる子」を理解して適切な配慮をするために(今、保育現場で起きていること;障がいとは何か? ほか)
第2章 「気になる子」の本質をとらえるアセスメント(様々な視点からのアセスメント;医学的な視点から子どもを理解する―医学的診断の過程 ほか)
第3章 「気になる子」の理解と対応のポイント(「気になる子」への基本的なかかわり方;子どもの心と体を育てる4つの感覚から「気になる子」の行動を理解しよう ほか)
第4章 これだけは知っておきたいシュタイナーの治療教育(シュタイナー教育と治療教育;シュタイナーの治療教育では障がいをどうとらえているか1 人間形成論的とらえ方 ほか)
第5章 今日からできるシュタイナーの治療教育(シュタイナーの治療教育施設で子どもたちがやっていること;「食べる・寝る・遊ぶ」で子どもは育つ ほか)
著者等紹介
山下直樹[ヤマシタナオキ]
1971年、名古屋生まれ。東京学芸大学教育学部障害児教育学科を卒業後、シュタイナーの治療教育を学ぶために渡欧。シュタイナーの治療教育発祥の地であるスイス・アーレムハイムにあるゲーテアヌム精神科学大学医学部付属ゾンネンホーフ治療教育者養成ゼミナールを修了。1998年帰国し、児童相談所、障がいのある子どもの施設などで勤務した後、シュタイナーの治療教育家として独立。日本に数名しかいないシュタイナー治療教育の専門家として、子どもの発達支援を行ってきた。同時に臨床心理学を放送大学大学院にて修め、保育カウンセラー・スクールカウンセラーとして保育現場・教育現場での経験を重ねる。現在は、名古屋短期大学保育科教授として、保育現場における特別支援、カウンセリングを保育学生に教える傍ら、新聞・雑誌などでの執筆や、シュタイナーの治療教育をベースにした保育・教育関係研修会講師としても活躍。臨床心理士、公認心理師でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。