出版社内容情報
格闘技や武道は人間の「強くなりたい」という欲求から生まれました。そして、より強く、怪我をしないために人体の構造を学ぶ格闘技医学が生まれました。本書は、もっと強くなりたい格闘技者のために、格闘技医学の第一人者である著者が、格闘技の運動学から、選手生命の守り方まで格闘技医学をわかりやすく解説します。ハイキックに最適な関節の角度、パンチドランカーの予防など格闘技医学を知ることで、あなたはもっと強くなれます!
内容説明
医学が解き明かす強さの根拠。
目次
1 格闘技の運動学(視機能と運動―運動をリードする眼の使い方とは?;呼吸―戦いの場面に則した呼吸を考える ほか)
2 脳と運動(運動イメージと格闘技―運動はどのように生じるのか?;脳からみた運動学習―「上達」のカギは「修正」にある ほか)
3 KOの解剖学(顔面編―KOアーティストはどうやって倒するのか?;ボディー編―ボディーの構造の理解がKOにつながる ほか)
4 選手生命を守る(競技と消耗―競技における最大の才能とは?;関節の寿命―高精度のベアリング、関節を守る ほか)
著者等紹介
二重作拓也[フタエサクタクヤ]
Dr.F。スポーツドクター、リハビリテーション科医師。格闘技医学会代表/スポーツ安全指導推進機構代表。「ほぼ日の學校」講師。1973年、福岡県北九州市生まれ。福岡県立東筑高校、高知医科大学医学部卒業。8歳よりカラテをはじめ、高校生でインターナショナル空手古武道連盟・養秀会の2段位を取得し、少年部、一般部の指導を担当する。17歳の時、USAオープントーナメントに高校生日本代表として出場。1999年に医師国家試験に合格、研修医時代には極真空手城南大会優勝、福島県大会優勝、全日本ウェイト制大会出場を果たし、選手と医師の両立を実現する。リングスのリングドクター、全日本空手道選手権大会の大会医師、K1ファイター、UFCファイターらのチームドクターおよび、スポーツ医学の臨床経験から「格闘技医学」を提唱。指導者指導、教育者教育の先駆的存在として、専門誌「ファイト&ライフ」にて2010年より連載を担当し、格闘技医学情報を発信し続けている。格闘技医学は、海外では戦いの学問を意味する“Fightology”として知られ、フランス、スペイン、ギリシャ、コスタリカ、香港、チリなどで“ファイトロジー・ツアー”と題された講習会が開催されている。また来日ミュージシャンのツアードクターとして、プリンスファミリー、ジェフ・ベック、キャンディ・ダルファー、ジョージ・クリントン他をサポート(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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