完全解説 日本の火山噴火

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完全解説 日本の火山噴火

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  • サイズ A5判/ページ数 240p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784798050089
  • NDC分類 453.821
  • Cコード C0044

出版社内容情報

火山大国日本で、次に噴火の危険性が高い火山はどれなのか? 日本の常時観測火山50を、4つの指針をもとにその危険度を大検証!火山大国日本で、次に噴火の危険性が高い火山はどれなのか? 御嶽山の悲劇を繰り返さないために、常時観測火山に指定された日本の50火山の噴火の歴史、そのときの被害、近年の動向などを一冊に集約。
首都圏でも万が一、浅間山や富士山が噴火したら想像できない被害がでる可能性があるため、一家に一冊、備えておきたい本となっている。

序章 写真で見る近年の日本の火山噴火

第1章 火山が噴火するとどうなるのか
 単成火山と成層火山の違い
 なぜマグマは噴火するのか
 プレートと火山の関係
 東日本火山帯と西日本火山帯
 マグマが地表に現れるまで
 火山の5つの噴火様式
 マグマの種類と粘性
 噴火の途中でマグマの性質が変わることも
 噴石の恐怖
 岩屑なだれと火山泥流
 有毒ガスの恐怖
 水蒸気爆発とマグマ水蒸気爆発
 火山の噴火の規模を表す指標
 日本の代表的な大噴火
 鳴りをひそめた日本の火山
 大噴火を超えるカルデラ噴火
 カルデラ噴火で滅びた文明
 阿蘇カルデラはどうやって作られたか
 屈斜路もカルデラ噴火で作られた
 巨大大地を作った謎の噴火
 プリューム・テクトニクスとはなにか
 火山災害でもっとも恐ろしいものは
 火山灰がおよぼす人体への影響
 火山灰による交通網への影響
 文明が進歩すると自然災害には弱くなる
 登山客を襲う噴石の恐怖
 二次災害にも注意

第2章 噴火の備えはどうなっているのか
 日本はなぜ火山が多いのか
 国によって違う活火山の定義
 陸上より多い海底の火山
 地震・火山とプレートの関係
 休火山と死火山がなくなったのは?
 常時観測火山とは
 噴火警戒レベルとは
 噴火警戒レベルの決め方の問題
 火山をどう監視するか
 いまだ貧弱な火山の観測体制
 噴火予知は誰が行っているのか
 有珠山の噴火予知が成功した理由とは
 噴火予知はその火山の経験だけが頼り
 桜島や浅間山の噴火予知の例
 岩手山や磐梯山の噴火予知失敗の例
 御嶽山の噴火はなぜ予知できなかったのか
 経験のない火山の予知の難しさ
 ハザードマップの問題
 観光地とハザードマップ

第3章 北海道の火山噴火を検証する
 北海道地方の火山分布
 有珠山
 北海道駒ヶ岳
 十勝岳
 樽前山
 アトサヌプリ
 雌阿寒岳
 大雪山
 倶多楽
 恵山
 北海道のその他の火山
 北方領土の火山

第4章 東北地方の火山噴火を検証する
 吾妻山
 磐梯山
 岩手山
 安達太良山
 岩木山
 秋田駒ヶ岳
 鳥海山
 八甲田山
 十和田
 秋田焼山
 栗駒山
 蔵王山
 東北地方のその他の火山

第5章 中央日本の火山噴火を検証する
 御嶽山
 浅間山
 那須岳
 焼岳
 日光白根山
 草津白根山
 新潟焼山
 弥陀ヶ原
 乗鞍岳
 白山
 中央日本のその他の火山

第6章 伊豆地方の火山噴火を検証する
 富士山
 箱根山
 伊豆大島
 三宅島
 新島
 八丈島
 青ヶ島
 伊豆東部火山群
 神津島
 硫黄島
 伊豆地方のその他の火山

コラム 中国地方の火山噴火を検証する

第7章 九州・沖縄地方の火山噴火を検証する
 桜島
 阿蘇山
 雲仙岳
 霧島山
 諏訪之瀬島
 鶴見岳・伽藍岳
 久重山
 薩摩硫黄島
 口永良部島
 九州・沖縄地方のその他の火山

島村英紀[シマムラヒデキ]
地球物理学者。武蔵野学院大学特任教授。前国立極地研究所長。文藝家協会会員。ポーランド科学アカデミー終身会員。著書は、産経児童出版文化賞受賞『地震と火山の島国―極北アイスランドで考えたこと』(岩波書店)、日本科学読物賞受賞『地震をさぐる』(国土社)、講談社出版文化賞受賞『地球の腹と胸の内―地震研究の最前線と冒険譚』(情報センター出版局)、『日本人が知りたい巨大地震の疑問50』(SBクリエイティブ)、『火山入門』(NHK出版)など多数。

内容説明

常時観測火山50の危険度と噴火の可能性を、4つの指針と過去の人的被害を踏まえて徹底検証!

目次

序章 写真で見る近年の日本の火山噴火
第1章 火山が噴火するとどうなるのか
第2章 噴火の備えはどうなっているのか
第3章 北海道の火山噴火を検証する
第4章 東北地方の火山噴火を検証する
第5章 中央日本の火山噴火を検証する
第6章 伊豆地方の火山噴火を検証する
第7章 九州・沖縄地方の火山噴火を検証する

著者等紹介

島村英紀[シマムラヒデキ]
地球物理学者。武蔵野学院大学特任教授。前国立極地研究所長。文藝家協会会員。ポーランド科学アカデミー終身会員。著書は、産経児童出版文化賞受賞『地震と火山の島国―極北アイスランドで考えたこと』(岩波書店)、日本科学読物賞受賞『地震をさぐる』(国土社)、講談社出版文化賞受賞『地球の腹と胸の内―地震研究の最前線と冒険譚』(情報センター出版局)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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おやじだべさ

0
昔習った「活火山休火山死火山」の分類は今ない。いつどの山が突然目覚めて噴火するかわからない。 しかも火山噴火の予知はほとんど不可能。2000年の有珠山噴火の予知は例外的に成功した事例だそうな。2017/10/25

くらーく

0
いやはや、凄いところですな、日本は。えらいところに住んでいたな、自分。さて、生きている間にもう一回、噴火を体験出来るかなあ。富士山?浅間山?まさか、九州の。。。その時は、日本沈没クラスの天災だろうな。2017/07/29

跡津川 零雨

0
情報薄くない?これ2017/04/19

竜玄葉潤

0
あまり知られていない有史以前の噴火についても丁寧に網羅している点は良。逆に防災・減災面は意図して手を抜いているのか?知らないのか?「気を付けよう」だけを繰り返すなら、過去の噴火の情報をもっと詳しくすれば良いのに。2019/07/20

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