定刻運行を支える技術―遅延要因・運転整理の手法

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  • サイズ A5判/ページ数 109p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784798047058
  • NDC分類 686.7
  • Cコード C0065

出版社内容情報

鉄道以上に運行時刻に厳しい公共交通はない。たとえば、航空業界では、15分以内の遅延は定時の範囲とみなされる。一方、鉄道業界では、1分でも遅れたら遅延とみなされる。こうした鉄道の高度な定時運行は、どのように実現されているのか? ヒト、システムの両面から解き明かす。

内容説明

京急・東京メトロ鉄道事業者に聞く運転整理の実際。元JR駅員の鉄道タレント「古谷あつみ」さんに聞く駅務の実際。

目次

第1章 遅れる電車、その実態(世界一時間に正確という評価は妥当か;都市圏の列車が遅れる理由1 混雑によって列車の乗降に時間を要する;都市圏の列車が遅れる理由2 線路への立ち入り;都市圏の列車が遅れる理由3 自殺;都市圏の列車が遅れる理由4 乗り入れ先の都合)
第2章 利用者と運転指令所をつなぐ駅員の仕事(列車ダイヤが乱れたとき駅員は頼りになるか?;JR西日本阪和線のあらまし;阪和線を取り巻くダイヤ乱れの諸要因;駅員の仕事としての運転整理)
第3章 遅れはどのようにして取り戻すのか(列車の運転間隔の調整;折り返し駅の変更;部分的な復旧と全線の復旧との比較;間引き運転の損得)
第4章 列車ダイヤの乱れの回復 遅れない電車の実現を目指して(定刻運行を支える2つの方法;東京地下鉄の取り組み;京浜急行電鉄の取り組み;混雑の緩和を図るには;突発的な輸送障害を防ぐには)

著者等紹介

梅原淳[ウメハラジュン]
1965(昭和40)年6月6日東京生まれ。大学卒業後、三井銀行(現在の三井住友銀行)に入社。その後、雑誌編集の道に転じ、交友社月刊「鉄道ファン」編集部などを経て2000(平成12)年からフリーランスの鉄道ジャーナリストとして活動を開始する。現在は書籍の執筆や雑誌への寄稿を中心に、講義・講演やマスメディアでのコメント活動、鉄道に関して行政や自治体が実施する調査への協力なども精力的に行う。合同会社ウメハラトレイン代表社員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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スプリント

7
鉄道運行の裏側を知ることができます。西鉄の事件についても取り上げられていて運転士に定刻運用のプレッシャーを与え続けることの危険性も理解できました。2018/07/15

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