内容説明
発送電分離、全面自由化。いよいよ始まる電力改革が、豊富なイラストで手に取るようにわかる!
目次
第1章 電気の基本
第2章 発電
第3章 原子力
第4章 送電
第5章 配電
第6章 分散型システム
第7章 電気料金
第8章 電気事業と自由化
第9章 電力システム改革
著者等紹介
木舟辰平[キフネシンペイ]
1976年生、東京都八王子市出身。一橋大学社会学部卒。立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科博士前期課程修了。編集プロダクション、出版社勤務を経て、2004年から10年まで株式会社エネルギーフォーラムに在籍。月刊「エネルギーフォーラム」編集部で、電気事業制度改革や原子力政策などエネルギー問題を取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
C-biscuit
5
図書館で借りる。第3版が出ているようだが、震災後の本なのでそう古くはない。電力自由化における新電力の話もあるが、その辺りで少し古さも感じられる。この本はタイトルの通り、発電と送電の基本と仕組みがわかるようになっており、電力の歴史的な背景を含め、世の中の動きがよくわかるようになっている。再生可能エネルギーなどの発電方式が一通り紹介されており、特徴や課題などが書かれている。ネガワット取引など昨今のキーワードも豊富であり、世間の注目が電力関係に集まっているのも感じることができる。利用者も知識をつける必要がある。2016/11/28
wang
1
電子の動きから説明が始まったので、すごい基礎からやるのかと思ったら急に実際上の話に飛躍したうえ、専門用語が説明なしに出てきたり、特有の単位の説明もなし。それなら基礎から話しますみたいな前振りをして欲しくなかった。日本の発電所の現状、各発電方法の動作原理、将来の発電技術などが簡潔に説明されている。原子力発電に関する記述が多い。その後、東日本大震災後の反省を踏まえて、発送電分離や新電力育成のための課題などをあげる。比較的中立で技術的問題や経済問題、法律問題など政治問題を離れて論じている。2021/04/19
holi
0
さらりと読めて、特に今後の制度改革に対する理解が深まりました。著者が出版社に勤務経験があるようで、読みやすかったです。2014/08/04
やぎとら
0
9電力を批判しているようにも読めるが、これからの解体を考えるとしょうがないのか…。 電気の仕組み、発電から配電の仕組み、そして法改正について見開き1ページで簡単に説明している。わかり易く、サクサク読める。広く・浅く、早急に電力業界の知識を得たい方向け。2014/01/25