内容説明
「債券取引・債券市場・債券投資」入門。グローバル危機、債券が果たす役割を問う。
目次
第1章 債券の基礎知識
第2章 金利の役割と仕組み
第3章 債券の種類を知る
第4章 債券の発行から償還まで
第5章 債券市場の仕組み
第6章 金利の先行きを読む方法
第7章 債券投資のリスク
第8章 債券先物などのデリバティブ取引
第9章 個人向けの債券の特徴
第10章 債券の歴史
資料
著者等紹介
久保田博幸[クボタヒロユキ]
1958年、神奈川県生まれ。慶應義塾大学法学部卒。証券会社の債券部で14年間、国債を中心とする債券ディーリング業務に従事する。専門は日本の債券市場の分析。特に日本国債の動向や日銀の金融政策について詳しい。日本アナリスト協会検定会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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nekozuki
6
内容の濃さとしては日経文庫の方が数段上だった。日経文庫が理論的な債券の基礎についてまとめられているのに対し、こちらは主に国債について運用面や歴史にまで言及されている。2016/03/22
carbon_twelve
1
債券そのものの基本の説明はあまり丁寧ではないが,日本国内の債券の仕組みの解説は詳しい2016/07/04
ぴー
0
債権の基礎を勉強するために目を通した。2015/08/05
ふくちゃん
0
米国債の金利が急騰した際に、軒並み株価が下落したことがありました。その値動きはなぜ生じるかに疑問を持ち、読んでみました。この本を読むまでは、債券は日本でいえば10年国債が0%付近にべったりで、何の魅力もないと思っていましたが、そのようなことは決してなく、下手をするとこの世の中で最も重要な金融指標なのではないだろうかと理解しました。リスクフリーレートと言われる10年国債の利回りを基準に、株価や不動産価格は決まっており、株式の勉強をする人は、経済のベースとして債券には通じておくべきだと思います。2021/03/28