内容説明
MOTを技術を商品化・事業化するためのものとして定義。MOTをイノベーションのためのツールとして展開。発想の源となる考え方と概念的なイメージ図を重視。進捗段階(ステージ)を時間軸として明示した構成。筆者が遭遇した実務に役立つ雑学的なコラムを満載。
目次
MOT入門概論―日本の現状とイノベーションの実現
新事業創出戦略―成功のための4つのステージと3つの溝
研究・開発マネジメント戦略―研究開発テーマの探索、評価と絞り込み
ハイテク・マネジメント戦略―既存技術と新技術(ローテクとハイテク)の融合
MOTマーケティング戦略―売れるものを創り出すための工夫と顧客
開発プロジェクト・マネジメント戦略―不連続のマネジメントへの挑戦
アライアンス戦略―アライアンスなしでは完結出来ない新規事業創出
産学連携と知の移転戦略―WIN‐WINの関係の難しさと有用さ
知財マネジメント戦略―知財の活用と各ステージのマッチング
コーポレートベンチャー戦略―企業内起業による新事業創出の道
独立型ベンチャー戦略―日米の開発(連携)型ベンチャー企業
資金調達戦略―資本政策、補助金、日本のVCなど
中小企業イノベーション戦略―オンリーワン戦略の中小企業とは
リスクマネジメント戦略―とるべきリスクヘッジの設定
ロードマップ戦略―技術ロードマップの作成と統合化、活用戦略
ビジネスプラン戦略―技術者が自ら創るビジネスプラン
イノベーション人材戦略―MOTにおける技術者と起業家精神
まとめ:日本のイノベーション―日本の強みのグローバル比較とMOTの展望
著者等紹介
出川通[デガワトオル]
(株)テクノ・インテグレーション代表取締役。東北大学大学院工学研究科修了。工学博士。1974年から大手重工メーカーにて、30年近くにわたり、いくつかの新規事業を産学連携や日米のベンチャー企業と共同で企画段階から立ち上げ、事業化を成功させた。専門は実践MOT(技術経営)とマクロからナノまでの材料加工プロセス、商品・事業開発。株式会社テクノ・インテグレーションを2004年に設立、代表取締役社長として、技術経営(MOT)やイノベーションのマネジメント手法を用いて開発・事業化のコンサルティングや研修を企業向けに行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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