内容説明
ストレス鎮痛・内臓痛・トリガーポイントなど、注目トピック満載。痛みについて知りたいことがよくわかる。
目次
1 痛みのメカニズム(痛みは人にとって必要か?;痛みはどのように伝わるのか? ほか)
2 痛みの種類(痛みは一言では語れない;痛みを刺激の種類で分類する ほか)
3 痛みを抑える色々な方法(身体には痛みを抑える力がある!;手でさすれば痛みが治まる! ほか)
4 痛みの診断(痛みの原因を探る;頭が痛い ほか)
5 痛みの鉱脈を掘り当てる(痛いところは本当に悪いのか?;お腹を押して盲腸を見抜く―内臓痛と圧痛点 ほか)
著者等紹介
伊藤和憲[イトウカズノリ]
明治国際医療大学鍼灸学部准教授。1972年生まれ。2002年明治鍼灸大学大学院博士課程修了後、明治鍼灸大学鍼灸学部助手・助教・講師、大阪大学医学部生体機能補完医学講座特任助手、University of Toronto、Research Fellowを経て現職。専門領域は筋骨格系の痛みに対する鍼灸治療で、特に筋肉の痛み(線維筋痛症・筋筋膜疼痛症候群)を専門にしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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木麻黄
3
一説によると日本の慢性痛患者は、2300万人、人口の6分の1くらいでしょうか。そのほとんどは、医者、整体師、自己流の治癒法任せであり、その機序をちゃんと調べて対処している人は存外少ないのではないかと思います。私も含む。本書は、その痛みという現象に対する基本的なガイドブックになっていますが、内容は適度に専門的であり、実践的です。痛みと感情に強い相関性があること、伝達系の経路と抑制系の経路があること、咀嚼はセロトニンの生成を促し、鎮痛効果があること等、知見は具体性に富んでいます。コスパの高い本でした。2020/04/24
のの。
0
自分が読みたかったのとはちょっと違いましたが、分かりやすいと思います。2012/02/15
gondan
0
この手の本はこれが初めてなので、良本かどうかはわからなかったのですが、トリガーポイントとか関連痛の仕組みが良くわかりました。また、鍼やマッサージで痛みが減退する仕組みや、現代医学における痛みのコントロールの大切さもわかりました。これを知っておけばお医者様の言われることも理解しやすい。2011/12/04