内容説明
なぜ病気になるんだろう?正常な身体との違いとは?病気とからだがやさしくわかる病理学が楽しくなる入門書。
目次
1 病気のリクツを考えよう!
2 病気の診断にも役立つ病理学総論
3 ヒトはなぜ病気にかかるの?
4 遺伝子異常と発生発達異常
5 細胞の傷害と修復のしくみ
6 物質の処理がうまくいかない「代謝障害」
7 血の巡りが悪くなる「循環障害」
8 ほとんどの病気は「炎症」だ
9 病理診断の主な対象は「腫瘍」
10 病理医が使う武器
著者等紹介
田村浩一[タムラコウイチ]
東京逓信病院病理科部長。日本医科大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鮭
4
面白い。勉強というより画像付きの読み物。学生時代に病理学講義前に読もう。コメディカル向き。2021/05/05
清水清美
3
分かりやすい2013/09/01
アルカリオン
2
病変のカラー写真が豊富。1回読んだ段階での理解度はあまり高くないが悪くない本だとは思う▼心筋梗塞では心筋細胞の中のタンパク質が変性して、凝固壊死が起こる。生卵からゆで卵に変わるような感じ。このような変化は死後変化とは異なり、壊死組織が生きている身体の中にある時だけ起こる。脳梗塞の場合は、融解壊死となる。脳の神経細胞がタンパク質だけでなく脂質成分を多く含んでいるため▼心筋梗塞では壊死した組織が片づけられた後に肉芽組織の増生が見られるが、脳梗塞巣では見られない。脳には線維芽細胞や結合組織が存在しないため。2018/05/13
sr
1
たぶん、医者志望の人に向けて、しかも名医をめざしていることを前提に書かれています(笑) 普段知れない世界を知れました。痛みの少ない注射の打ち方とか2016/10/15
kose
1
病理学を学ぶことで組織学が分かる。カラー写真がたくさん載っていて病理学の入門書としておすすめ。知識だけでなく観察眼も必要。2014/11/06