内容説明
金融危機と世界恐慌のメカニズムを読み解く。
目次
第1章 『資本論』誕生の背景
第2章 『資本論』の基礎知識
第3章 資本主義の発展と自己矛盾
第4章 『資本論』と恐慌論の体系
第5章 『資本論』以降の経済学
第6章 1929年世界大恐慌に学ぶ
第7章 金融危機と世界恐慌再発
第8章 マルクスの射程と第3の道
著者等紹介
阿部真也[アベシンヤ]
福岡大学名誉教授。九州情報大学客員教授。福岡県消費者協会会長。ごみと資源を考える福岡県民会議会長。歴史と自然をまもる会会長
宮崎哲也[ミヤザキテツヤ]
大阪国際大学国際コミュニケーション学部教授、福岡大学大学院商学研究科博士課程修了。九州情報大学大学院教授を経て現職。大学での研究や講義の傍ら、経済、経営、自己啓発関係の執筆および講演活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rubix56
0
すべてを理解したわけではないが大枠的なことはわかった。 いつか読み返したいと思う。2011/10/09
おうまさん
0
前半はマルクス経済学の考え方、後半はマルクスの後の経済学者の主張と現代経済をマルクス経済学でみるとどうなるかって話。サブプライム以後のアメリカの不況だったり、欧州の債務危機があったりと、資本主義の危うさが露呈する昨今、マルクスの資本主義への批判がどういうものかわかり、資本主義も万能な体制ではなく、「他の制度に比べてマシ」程度にすぎないことがわかった。分量も少なく、軽い読み物としてはすこぶる都合がいいので、同じシリーズのケインズとシュンペーターについても機会があれば読んでおきたい。2011/12/02
Eddie
0
マルクス経済学の入門書。 前半はマルクス経済学の解説、後半はマルクス以降の経済学の発展と、それらを踏まえて現代の経済はマルクス経済学から見るとどう説明出来るかの解説。 前半のマルクス経済学の部分は非常にわかりやすい(ただし恐慌のあたりから難しくなる)。 しかし後半は、ページ数の制限もあって、用語の定義もよくわからないし文章もおかしいところが幾つかある。 全体としては読みやすい本だと思う。2010/04/08
-
- 和書
- 戦後国会における議員立法