内容説明
これまで社会事件の追跡や、異色人物紹介などで、数々の成果を収めてきた気鋭のルポライターが、きめ細かな調査取材で戦国史の謎に挑戦。はじめて嶋左近の劇的な生涯を綴り、生死の瞬間を捉えた。
著者等紹介
山元泰生[ヤマモトタイセイ]
フリージャーナリスト。昭和16年生まれ。宮崎県立延岡高校卒、早稲田大学第一文学部仏文科に学ぶ。国際図書、サイマル出版会などの出版社編集部に勤務。26歳でライターに転じ「週刊ポスト」記者15年。その後、今日まで月刊誌、週刊誌、スポーツ紙などで主に国際紛争、社会事件、人物紹介などの取材・執筆にあたる
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感想・レビュー
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onasu
2
三成に過ぎたるものの…、と歌われた嶋左近。話中の逸話はともかく、当時、畿内では名の知れた人物だったのでしょう。関ヶ原を描くに欠かせない人物も、肖像画や手紙が何も残っていないとは、謎の人物でもあったのですね。 真偽の程は推測する他ないですが、三成に一寸でも機を見る目があり、左近の進言を少しでも入れていれば、歴史は大きく異なっていたのでしょう。 目新しさはないですが、締めくくりと、思い入れの深い著者の作を手にできたことは僥倖でした。ただ、これほど誤字の多い本は、初めてです。2012/04/03
BIN
1
島左近ものの中では良作(といってもあまり読んではいない)。大した軍略家ですが、主人(筒井順慶と石田光成)が重要な一戦だとびびって策を採用してくれないのがもったいないと感じ、従っていたら大きく歴史は変わっていたのだろうな。筒井が明智についていたらどうなったことか・・・2012/05/07
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