インターナショナル新書<br> 冤罪―なぜ人は間違えるのか

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インターナショナル新書
冤罪―なぜ人は間違えるのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784797681512
  • NDC分類 327.6
  • Cコード C0230

出版社内容情報

「袴田事件」で国民的関心を集めた司法の失敗──。
無実の罪が相次いで産み出される真の原因を「冤罪の科学」が解き明かす!

司法関係者のみならず、すべての人が自戒すべき教訓の数々
◎ヒトは間違いから逃れられない
◎人間の心には「盲点」がある
◎黒の捜査、白の捜査
◎なぜ「直感的判断」は危険なのか
◎ノーベル賞学者が指摘した「結論バイアス」のリスク
◎ジェンダー・バイアスが生んだ冤罪事件
◎裁判官も陥ってしまう偏見と差別
◎正義感が「冤罪」をもたらすわけ
◎人間は自己正当化する生き物だ
◎「引き返す勇気」は持てるのか
◎「集団浅慮」のリスク
◎失敗が放置される「現状維持バイアス」の罠

【本書の目次】
序章 人は誤る
第1章 冤罪とは何か
第2章 「負けへんで!」山岸忍さんの戦い
第3章 なぜ人は間違えるのか
第4章 組織もまた誤る
第5章 なぜ人は同じ間違いを繰り返すのか
第6章 「冤罪」はこうして生まれる
第7章 どうして教訓は活かされないのか
第8章 冤罪学から死刑廃止論を考える
第9章 イノセンス・プロジェクトという試み

≪著者略歴≫
西 愛礼(にし・よしゆき)
1991年、鹿児島市生まれ。裁判官を経て弁護士に転身。後藤・しんゆう法律事務所(大阪弁護士会)所属。プレサンス元社長冤罪事件弁護団、角川人質司法違憲訴訟弁護団、日弁連再審法改正実現本部委員などを務める。イノセンス・プロジェクト・ジャパン、刑法学会・法と心理学会所属。守屋研究奨励賞・季刊刑事弁護新人賞。初の著書『冤罪学』(日本評論社)は専門書ながら、多くの読者から注目された。

内容説明

“冤罪弁護士”として活躍する著者が解き明かす「司法の落とし穴」

目次

序章 人は誤る
第1章 冤罪とは何か
第2章 「負けへんで!」山岸忍さんの戦い
第3章 なぜ人は間違えるのか
第4章 組織もまた誤る
第5章 なぜ人は同じ間違いを繰り返すのか
第6章 「冤罪」はこうして生まれる
第7章 なぜ冤罪は繰り返されるのか
第8章 冤罪学から死刑廃止論を考える
第9章 イノセンス・プロジェクトという試み

著者等紹介

西愛礼[ニシヨシユキ]
1991年、鹿児島市生まれ。裁判官を経て弁護士に転身。後藤・しんゆう法律事務所(大阪弁護士会)所属。プレサンス元社長冤罪事件弁護団、角川人質司法違憲訴訟弁護団、日弁連再審法改正実現本部委員などを務める。イノセンス・プロジェクト・ジャパン、刑法学会・法と心理学会所属。守屋研究奨励賞・季刊刑事弁護新人賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

読特

34
咄嗟の判断で逃げ切る。生存競争に勝つために備わった本能。それは現代社会で暴走する。生き物として働く直感のバイアスが間違った見立てにつながる。認知的不協和を避けたいがために反証を否定し、誤りは正されることなく増幅する。自白強要、証拠改ざん。動機は正義感。悪意からではない。…人は必ず間違える。間違えることが前提で仕組みを作らなければいけない。失敗は学びの機会。責任追求より原因追求。過ちが起きたら振り返り、再発を防止する。当然のことが、日本の司法ではできていない。冤罪被害はまた起きる。他人事では済まされない。2025/01/21

よっち

26
「正義」「冤罪」の正体は何なのか。元裁判官だった若き弁護士が「冤罪」のメカニズムを解き明かし、その防止策を考える1冊。そもそも冤罪とはどういったものなのか。人間は間違いから逃れられず、人の心には「盲点」があり、実際に大坂地検特捜部によって作られた冤罪事件などを取り上げて、なぜ冤罪が生まれるのか原因にアプローチしていく内容で、思い込みやバイアスという落とし穴、直感的判断に頼る危険さ、偏見やジェンダー問題など、冤罪に繋がりやすい要素は意外と多くて、紹介されている冤罪の多さを見ていると改めて考えさせられますね。2025/01/15

あられ

8
なぜ「冤罪」は作られつづけるのか それを防ぐ方法はないのか ←帯より。先日、袴田事件の冤罪が雪冤され、無罪が確定した。ずいぶん前から、冤罪だと言われていたが、やっと、58年かかってやっと袴田氏の言い分が認められた。この本がいいタイミングで出て、広く読まれれば、なぜ冤罪が繰り返されるのかを理解してもらえるのではないか、と思う。著者が在籍する事務所、冤罪を含む刑事事件でめちゃめちゃ有名なところ。これからも刑事事件に取り組み、疑わしきは被告人の利益に、を実践してほしい。ご活躍を期待します。2024/12/15

おやぶたんぐ

6
以前、同著者による「冤罪学 冤罪に学ぶ原因と再発防止」(ttps://bookmeter.com/reviews/122643529)の感想で、余り噛み砕いた内容にはなっておらず、法曹以外の人が自力で読み通すのはしんどいと思うと書いたのであるが、そんな懸念に応えようとする新書での呼びかけ。基本的には上記感想のとおりであり、本書に出てくる認知心理学の知見は、刑事裁判に携わる法曹であれば、当然把握しておかなければならないだろう。死刑の存廃は、誤判の可能性(冤罪の問題)がクリティカルなものだと(以下コメ欄)2025/04/30

GOTI

5
☆☆☆☆★是非とも多くの方に読んでもらいたい一冊でした。袴田事件、プレサンスCo事件、大河原機工事件等を取り上げ、捜査や公判において冤罪が作り出されるメカニズムを詳らかにし再発防止の提言に及んでいます。証拠の収集から取り扱いや開示まで警察や検察に都合よく法制化されており、人質司法により容疑者を追い詰める。先進諸国に比して冤罪が発生しやすい土壌が醸成されています。ほとんどの場合、再審などで無罪となっても原因の究明もされず謝罪もありません。日本の司法はロシア、中国等々の独裁国家と大差ありません。 2025/04/20

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