インターナショナル新書<br> 我々の死者と未来の他者―戦後日本人が失ったもの

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インターナショナル新書
我々の死者と未来の他者―戦後日本人が失ったもの

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784797681376
  • NDC分類 304
  • Cコード C0236

出版社内容情報

なぜ日本人は「気候変動問題」に対する関心が低いのか。
そのヒントは司馬遼太郎や吉本隆明、村上春樹らの作品にあった。
社会学から現代思想、文学、サブカルチャーにまで精通する著者が、司馬遼太郎や村上春樹らの小説、さらに『鬼滅の刃』『虹色のトロツキー』『満州アヘンスクワッド』などの漫画作品から、過去・未来と現在との「分断」の正体を暴く。日本人が切り捨ててきた〈我々の死者〉、そして〈未来の他者〉とは何か。戦後の日本社会に対する「解像度」が上がる一冊!

(目次より)
第1章 〈死者〉を欠いた国民
第2章 トカトントンは鳴り響く
第3章 二段階の哀悼――意義と限界
第4章 仮象としての大衆
第5章 青みどろの生き物だけがいた
第6章 スロウボートは中国に着いたか

(プロフィール)
大澤真幸(おおさわ・まさち)
社会学者。1958年、長野県生まれ。千葉大学文学部助教授、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を歴任。思想誌『THINKING「O」』(左右社)主宰。現代社会の諸現象を、高度なロジックで多角的に検証する。著書に『不可能性の時代』(岩波新書)、『三島由紀夫 ふたつの謎』(集英社新書)、『社会学史』(講談社現代新書)、『新世紀のコミュニズムへ』(NHK出版新書)など多数。

内容説明

なぜ日本人は、気候変動問題に対する関心が低いのか。そのヒントは司馬遼太郎や村上春樹らの小説、さらに『鬼滅の刃』『虹色のトロツキー』などのマンガ作品にあった。「未来を変えること」と「過去を新たに見出すこと」は別のものではない。両者は同じ対象を二つの側面から眺めたのであり、その視線は緊密に結びついている。日本人が切り捨ててきた“我々の死者”、そして“未来の他者”をキーワードに、過去・未来と現在との「分断」の正体を暴く。

目次

第1章 “死者”を欠いた国民
第2章 トカトントンは鳴り響く
第3章 二段階の哀悼―その意義と限界
第4章 仮象としての大衆
第5章 青みどろだけがいた
第6章 スロウ・ボートは中国に着いたか

著者等紹介

大澤真幸[オオサワマサチ]
社会学者。1958年、長野県生まれ。千葉大学文学部助教授、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を歴任。思想誌『THINKING「O」』(左右社)主宰。現代社会の諸現象を、高度なロジックで多角的に検証する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

志村真幸

1
 気候変動問題といった「未来の他者」が被害を受けるであろう問題に、日本ではなぜ関心が薄いのかという疑問を出発点として、自由に思考を広げていった一冊だ。  未来から反転して、「我々の死者」、すなわち第二次大戦という「断絶」に焦点をあてながら、太宰治、鶴見俊輔、吉本隆明、柳田国男、司馬遼太郎、安彦良和、村上春樹らの作品が分析されていく。  大澤さんらしい大胆な発想と、その枠組みに基づいた斬新な解釈を披露していく過程が圧巻だ。  近現代の日本文学への新しい「読み」を提示したという点でも、価値のある一冊だろう。2024/04/09

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