労組日本プロ野球選手会をつくった男たち

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労組日本プロ野球選手会をつくった男たち

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  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784797674712
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0075

出版社内容情報

初代会長の中畑清、FA制度導入の立役者・岡田彰布、球界再編問題で奮闘した古田敦也、東日本大震災時に開幕延期を訴えた新井貴浩、現会長の曾澤翼など歴代選手会長に聞く、日本プロ野球選手会の存在意義とは。

今から40年前の1985年11月に設立された「労働組合日本プロ野球選手会」。
一見、華やかに見える日本プロ野球の世界だが、かつての選手たちにはまともな権利が与えられておらず、球団側から一方的に「搾取」される状態が続いていた。そうした状況に風穴をあけたのが「労働組合日本プロ野球選手会」であった。大谷翔平選手がメジャーリーグで活躍する背景には、彼自身の圧倒的な才能・努力があるのは言うまでもないが、それを制度面で支えた日本プロ野球選手会の存在も忘れてはならない。
選手たちはいかに団結して、権利を獲得していったのか。当時、日本プロ野球の中心選手として活躍しながら、球界のために奮闘した人物や、それを支えた周りの人々に取材したスポーツ・ノンフィクション。

【著者略歴】
木村元彦 きむら・ゆきひこ
ジャーナリスト。1962年、愛知県生まれ。中央大学文学部卒。アジアや東欧のスポーツと民族について取材、執筆活動を続けている。著書『誇り ドラガン・ストイコビッチの軌跡』『悪者見参』『オシムの言葉』『争うは本意ならねど』(集英社文庫)、『オシム 終わりなき闘い』(小学館文庫)、『コソボ 苦闘する親米国家』(集英社インターナショナル)など多数。『オシムの言葉』で2005年度ミズノ スポーツライター賞 最優秀賞受賞。


【目次】

内容説明

1985年11月、「労働組合日本プロ野球選手会」が設立された。設立以来、FA(フリーエージェント)制度や最低保証年俸の導入、ポスティング制度の整備など、選手たちの様々な権利を獲得してきた労働組合日本プロ野球選手会は、現在の球界において欠かせない存在となっている。設立から40年。初代会長の中畑清や、FA制度導入の立役者・岡田彰布、球界再編問題で奮闘した古田敦也、FA権取得期間の短縮を勝ち取った宮本慎也、東日本大震災時に開幕延期を訴えた新井貴浩、そして現会長の會澤翼など歴代の選手会長を取材。球界で巻き起こった様々な事件の真相を明らかにするとともに、その存在意義を伝える。

目次

第1章 労組創設者、中畑清
第2章 目に見えないファインプレー、陰の功労者たち
第3章 ヤクルト選手会を復帰させた男、尾花高夫
第4章 FA制度導入の立役者、岡田彰布の「仕事」
第5章 スト決行、古田敦也の決断
第6章 田尾安志、新球団という葛藤
第7章 「ポスト古田」に自ら手を挙げた宮本慎也「ここからやろ」
第8章 踏まれても踏まれても真っすぐに、『はだしのゲン』になった新井貴浩
第9章 10年後の選手のために 會澤翼

著者等紹介

木村元彦[キムラユキヒコ]
ジャーナリスト。1962年、愛知県生まれ。中央大学文学部卒業。アジア・東欧などの民族問題を中心に取材・執筆。『オシムの言葉』で2005年度第16回ミズノスポーツライター賞最優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ようはん

21
中畑清という人のNPBにおける功績は巨人の名選手、横浜DeNAの基礎を築いたのみならず、NPBの選手による労働組合の立ち上げに尽力したという事を初めて知る。その後の現在に至るまでの歴代の選手会長や選手の権利獲得に尽力した人々のエピソードに心打たれた。2026/03/27

hideto

11
スポーツノンフィクションライターとして全幅の信頼を置いている木村元彦さん。そんな彼の新刊を見つけ、早速読み始め。プロ野球選手の権利がほとんどないに等しかった時代に労働組合を立ち上げ、今に至る道筋を作った方たちの軌跡です。最初の立ち上げにあの中畑清が関わっていたことに驚いたり、その後も紆余曲折を経て、今のプロ野球界を築いてきたことがよくわかります。特に20年前に起こったストライキ。あの決断がなかったら、今頃プロ野球はどうなっていたんだろうかと思います。一プロ野球ファンとして、大変読み応えのある一冊でした。2025/12/08

どら猫さとっち

10
スポーツの格好良さは、選手や試合だけじゃない。その裏で労働組合があることをご存じだろうか。スポーツ選手もまた労働者である。設立から初代会長の中畑清から、古田敦也、宮本慎也など、歴代の会長を取材し、労働組合としてのプロ野球を浮き彫りにしたノンフィクション。選手の熱い想いは、球場だけに留まらない。人間として生きるため、奔走しときに対立しながら、受け継いでいった男たちのドラマが本書にある。2026/04/22

imagine

9
著者とタイトルで即決。期待通り、劇画を彷彿とさせる熱い一冊だった。創立からの歴史をリアルタイムで知る世代だが、想像以上の苦労があったことを痛感。その中で、交渉相手と心が通じたり、裁判官を唸らせたりといったドラマが丁寧に描かれている。新井貴浩をはじめ、選手の生い立ちを丁寧に追う著者の手腕も見事だ。ハイライトは何と言っても古田敦也の球界再編問題への対応だが、人気解説者の座を捨て楽天の初代監督を引き受けた田尾安志がやはり素晴らしい。損得よりも矜持を重んじ、試合でも結果を出する漢たちを、少しでも見習っていきたい。2026/01/28

バーニング

6
一人の野球ファンとして非常に読んだ甲斐を感じられる一冊だった。選手会の前身組織が発足した1980年代初頭から物語は始まり、絶好調男こと中畑清が団体交渉などの労働法的な権利を持つこともできる労働組合としての選手会を立ち上げようとするところが序盤。一度揉み消された過去があるため、絶対に球団オーナーたちにバレないように数年単位の時間をかけて当時の現役選手たちに説明、説得に奔走する様は本書でも詳述されている2004年の古田の姿を思わせる。しかしその古田の活躍もまた、1980年代のキヨシの粘り強さが下地だったのだ。2025/11/27

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